昼の捕り物 ページ2
.
警察とは、
軍隊と並ぶ国家の実力組織であり、
権力行使を以て国家の治安を維持する行政作用
及びその主体をいい、
社会の安全や秩序を守る責任を課された行政機関である。
Wikipediaより引用
-----------------------------
昼過ぎの街。
歩道に明るい男の声が響く。
だが、その台詞は明るい声には似合わないものだった。
「はい、13時20分。現行犯で逮捕しまーす♡」
黒髪の所謂「イケメン」の男はにこにこと笑いながら、組伏せた男に手錠をかけた。
少し離れた所には可愛らしい女物のバッグが落ちている。
そして周りには人だかりが出来ていた。
「いやぁ、手錠があって良かったよ〜。駄目だよー？引ったくりなんてさぁ。」
あまりにも軽い口調でそう言った男。
男はスマホを取りだし、どこかへ電話をかけた。
「あ、もしもし？じんぺー先輩？引ったくり捕まえました〜。
多分この男、この前脱走した山田だと思いまーす。
はい。はい。
りょーかいしましたー。」
男は通話を切り、また話しかける。
「今からパトカー来ますんでね、
大人しくしててくださいね。」
にっこりと笑う。
男も抵抗する気はなさそうだった。
...というよりも、抵抗しようにも出来ないのである。
組伏せられた男は気絶していたのだから。
「お兄さん、その人、気絶してるけど？」
「ん？あらら、本当だ。まーったく、根性ねぇなぁ。
じゃあ、もう退いても良いか。」
男は立ち上がり、女物のバッグを拾い、持ち主に渡す。
「はい！これ君のだろう？」
「あ、ありがとうございます！」
「良かったね、園子！」
園子と呼ばれた女は頬を赤らめ礼を言う。
男はにこっと笑い、どういたしまてと言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1071人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん@天使から墮天使(プロフ) - 松田さんに構ってもらえなかったら、死んだような目をして一日を終えるんだろうなぁ〜…。 (2019年4月16日 21時) (
レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
はなにゃー - ノリ軽でワンコ系か…、いいね!!!!!!!() (2018年11月1日 14時) (レス) id: ef7754329c (このIDを非表示/違反報告)
蒼原そら(プロフ) - あもさん» レスありがとうございます!!時間が出来たら全作品読むつもりです!!(( (2018年10月28日 21時) (レス) id: 81b173cf35 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - 蒼原そらさん» ありがとうございます...！まさか読んでもらえるとは！頑張ります！ (2018年10月28日 21時) (レス) id: a2e5ee0127 (このIDを非表示/違反報告)
蒼原そら(プロフ) - すっごく面白いです!!!!内容も画風もドストライクでしたっ!!!!と言うか、絵、上手すぎません!?!?文才と画力分けてくだs((殴…更新、頑張ってください!!!!めっちゃ楽しみにしてます!!!! (2018年10月28日 21時) (レス) id: 81b173cf35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
