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36話 ページ39

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インカムから聞こえたその声に三輪は驚愕していた


《太刀川くんと風間さんがベイルアウトしたわ》








「任務達成ですね」


「嵐山さん、見ました?

オレの必殺ツインスナイプっ!」


「ああ、

木虎、賢、よくやった

充と綾辻もよくやってくれた!」


「あぁ〜やっほ〜あらじゅん

今日もイケメンだねぇ〜」


「夏月ちゃんも遠征帰りにすまないな、助かった!」


「いーえ〜可愛い後輩のためですから」


「夏月先輩!オレのツインスナイプ見た?」


「あーはいはい、みてたみてた」


「嵐山さん、近界民を庇ったこといずれ後悔するときがくるぞ

あんたたちはわかってないんだ

家族や友人を殺された人間でなければ近界民の本当の危険さは理解できない

近界民を甘く見ている迅はいつか必ず痛い目を見る」


「甘く見ていることはないだろう

迅だって母親を近界民に殺されているぞ?

5年前には師匠の最上さんも亡くなってる

親しい人を失う辛さはよくわかっているはずだ」


「、、、っ!」


迅と同じ玉狛所属の彼女に確認を取るように目をやるとにこりと悲しそうに笑って頷いた


「、、、青霄もね、4年前の侵攻で両親を亡くしてる。弟も未だ昏睡状態」


「近界民の危険さも

大切な人を失った辛さもわかった上で

迅に迅の

青霄ちゃんには青霄ちゃんの考えがあるんだと俺は思うぞ」


(あらま、これはみわちゃん当分荒れるだろうなぁ、、、)


終始笑顔を崩さない彼女の本心はいつも分からない


「、、、さて、帰る前に"これ"を外して貰えるとありがたいんだが」




「、、、、くそっ!!」









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37話:会議→←35話:退却



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わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (レス) @page1 id: a8a56b63b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浮遊猫 | 作成日時:2022年5月2日 13時

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