【福山潤】 ボイスアクター・シンドローム

でも、私には一つ疑問が…、 ページ10

朝。７時。




私が丁度起きたころ、部屋のドアがゆっくりと開いた。





健一「Aちゃん、起きた？」




A「は、はい。おはようございます！」





健一「おはよう。今から仕事行ってくるから。」




A「は、はい。」






健一「あと、別に敬語使わなくてもいいよ。それじゃ！行ってくる。」





A「はい、いってらっしゃーい。」







鈴村さんは、仕事に行ってしまった。








A「…あれ？『はい』って敬語だっけ？」








私は、今日仕事がないので「いつも通り過ごそうかな」って思っていたんだけど、裕貴から「体力つけるためにどっかいこう」って言われたので、出掛けるつもり…









でも、私には一つ疑問が…、









兄貴は、一体何処に行ったんだろう？

きっと、他の理由があるはず→←まぁ、兄貴といったら鈴村さんだよね。

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