「ごめんね。…裕貴。」 ページ8
A「あの、えーと。」
裕貴「今日は、先輩に謝りたいことがあってきたんです。来週の収録でも良かったんですけど…。」
A「な、なに?」
私は、おそるおそる聞いた
謝らないといけないのは、こっちなのに…
って、今更謝っても許してもらえないよね。
裕貴「ごめんなさい。僕、中学校時代の時の僕がいじめられていることを先生に言って、櫻井さんが言ってたんですけど…、先輩は理由があって僕をいじめていたんですよね。なのに僕は…、もう終わったことなんですけど、ちゃんと謝って置きたくて。」
A「…裕貴。裕貴が謝る必要なんてないのに…。あの事件に裕貴は、全く関係ないのに…。」
裕貴「先輩?なんで、泣いて…。」
A「ごめんね。…裕貴。」
裕貴「先輩、あの事件のこと教えてくれませんか?櫻井さんと何かあったんですか?」
私は、裕貴にあの事件のことを話した。
裕貴は本当に優しいな。
一週間後
二回目の収録。
また、裕貴と会えて嬉しかった。
といっても私は、一言しかセリフがなかった…
前よりスムーズに収録が進み終わった。
家に帰ってきた。
A「ただいま−。兄貴いる?」
返事がなかったから探した。
A「兄貴ー。ん?」
ある置手紙が目にはいった。
『Aへ。
今日からしばらく家に帰って来ません。
急でごめんね。
A一人じゃ心配だから、仕事仲間呼んでおいたから。
それじゃ頑張って。
兄貴より』
そっか、すぐに帰ってくるよね。
家に兄貴が長い時間いないのは、初めてだ。
ってそれよりも、仕事仲間って誰!?
まぁ、兄貴といったら鈴村さんだよね。→←彼は、優しくこっちを見た。
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作者名:冬月雪 | 作成日時:2016年9月17日 8時