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福山さんは最後に笑顔を見せてくれた ページ15
福山さんはびっくりした顔で言った。
潤「A？！どうしたの？！！！」
A「あっ、すいません、私。」
私は、いつの間にか泣いていた。
その涙は、半分嬉してあとの半分はなにか分からなかった。
兄貴は鈴村さんが設立したインテンションに所属したということだった。
その為か、少し…いや長い時間でかけていたらしい。
何故？
疑問はあるが、明日帰って来るらしい。
A「今から帰って練習しますね。それでは、失礼します。」
潤「はーい。来てくれてありがとう。」
福山さんは最後に笑顔を見せてくれた。
家に帰ると鈴村さんがいた。
健一「おかえり。櫻井くんが明日帰ってくるから、今日の夜に帰るね。」
A「はい。分かりました。」
健一「やっぱり、敬語なんだね。」
A「あっ、すいません、あっ…ご、ごめん。…やっぱり出来ません。」
健一「いいよ。」
今日の夜大丈夫かな？
いや…自然と寝れるまで起きていよう。
すると、暗い表情から少し明るくなった私の顔を見て、鈴村さんが言った。
健一「もしかして、夜一人になるから怖くないように考えた？とか。」
A「ほぼあってるけど、怖くはないです。」
なんか、鈴村さんっていいな、先輩として。
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作者名：冬月雪 | 作成日時：2016年9月17日 8時
