【A3!】誰かの1番になりたい。

▽抱いて ページ37

至さんは顔を歪め「は？」と言った



「聞こえませんでした？」

「え、いや聞こえてたけど……え？」



どういうこと、とでも言うかのような顔をしている至さん

そのままの意味なのに



私は至さんのネクタイを緩めると、シャツの第1ボタンを開ける




「だから、抱いてって」


ちらりと見える鎖骨を撫でながらそう言うと、至さんはやっと状況理解したのか頭を抑える



「ええ…」

「ダメなんですか？」

「いやそれは無理ゲーだろ、JK相手に」

「………」




この際援 交でも別に良くない？犯罪だからダメだっての？


つっかえな。やっぱカンパニーの人っちって頭堅いなあ




「何処行くの？」

「…どっか。私を抱いてくれる人のところ」



至さんは諦めよう。乗り気になったら抱いてくれると思ったんだけどなあ


そう思って至さんから離れると、後ろから抱きしめられる

………え、何




「別の男んとこ行くなら、俺に抱かれてよ」

「…いいの？JK相手に。無理げー？なんじゃないっけ」

「Aならいいよ」

「！」




所謂顎クイをされて名前を呼ばれた


いろんなイケメンに抱かれてきたけど、至さんはその中でもトップクラス



そんな人に名前を呼ばれて顎クイをされたら、まあドキドキしてもしょうがないと思う

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