【A3!】誰かの1番になりたい。

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太一side



朝。


「それじゃあ、後はよろしくね！」


バタン、と閉じられた扉の前で、俺っちたちは固まった



え、よろしくね！？って一体どういう…

そんなこと聞かなくても、分かる。



「ふぁ…あ、」


後ろで大きな欠伸をしている監督先生の妹サンのAチャン。




「て、天チャン！これ、どうするんスか！？」

「おっ俺に聞くなよ…」

「………」

「あっ十座サン！待ってくださいッス〜！」




十座サンが歩き始めると、それに合わせて俺っちと天チャンも歩き始めた。

そしてAチャンも、後ろを付いてきている


Aチャン、私服だけど制服は…ていうか欧華高校だったんスね！？



「Aチャン！これからは一緒に行こうッスね！」

「……あ。うん。」




Aチャンは話し掛けられないと思っていたのか、目を見開いて笑いながら頷いてくれた


っ、…笑ったら、ちょっと……いやかなり可愛いッス…！！




「制服どうしたんスか？」

「今日から通うから、まだ貰ってない。あのさ、もし良かったら学校案内とかしてくれると嬉しいんだけど…」

「え？あっ、はいッス！楽しみッスね！」




Aチャンからの学校案内のお誘いが嬉しくて、頬を染めながら俺っちはそう答えた。

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