キスの理由 ページ12
「わ、私…まだ信じられなくて…」
言葉もあやふやで、自分でも何言っているのかよく分からない。
でもそれくらい私にとっては大事件で、こんなことは予想もしていなかったのだ。
そんな私に彼は顔を近づけてきた。
「早く言わないと…またキスするけど？」
彼は本当は優しいけれど意地悪だ。
この笑顔がそう私に伝えるようだった。
なら、なおさら…
「…じゃあ言わない」
私と彼は見つめ合い、ゆっくりと唇を重ねた。
今度はちゃんと覚えるんだ…。
体温も匂いも…全部は無理かもしれないけれど
線香花火が終わるまで…
触れるだけのキスなのはあの時から変わらない
ただ、あの時と違うのは
冬の夜は寒いけれど、私の心が暖かい事だった。
┈┈┈┈┈┈┈END
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ステラ(プロフ) - セピカさんの作品が本当に好きで、最近いろんな作品見まくってます！！何度もリピします！新作も楽しみです！ (2021年9月29日 0時) (
レス) @page13 id: 17229361f2 (このIDを非表示/違反報告)
セピ力(プロフ) - ayayaさん» 嬉しい！今後もお付き合いお願いします！ (2021年9月27日 14時) (レス) id: 4dfc759775 (このIDを非表示/違反報告)
ayaya(プロフ) - 読みます。絶対読みます！これからも作品楽しみにしてます！ (2021年9月27日 13時) (レス) @page13 id: fbdda0fcdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピ
| 作成日時：2021年9月27日 2時
