【歌い手】○○しないと出られない部屋【男主】

24.襲わないと出られない部屋(裏です)(闇×夜月) ページ40

闇side

ふわぁ……。

よく寝た……って、またあの部屋！？

最悪だよ。

それで……夜月先輩！？

「ん？あ、闇。お題、見てみろ。」

若干死んだ目をして言う夜月先輩。

紙を見てみると、

『襲わないと出られません(闇さん攻めです)』

と書いてあった。

「はぁ！？」

いや、攻めなんて全然したことないし！

「とりあえず、闇が攻めないと出られないらしい。」

「……俺、下手ですけど。」

攻めあんまりしたことない！

しかも夜月先輩だよ！？

これは……諦めよう。

「まぁ、別に攻められるなら攻められるでいいよ。あれすれば終わりなんだし。」

「そんな軽く言わないでください……。」

いやー……ね。

「さっさとしろよ。襲い受けじゃ多分だめだから。ほら、な？」

うぐっ……。

「うぅ……。わかりましたよ。下手ですけど、許してくださいね。」

「はいはい。どこですんの？」

どこでって？

「選択肢あるんですか……。」

「あぁ、うん。床、ベットくらい？」

二個かい！

「誰が床でするんですか……。下手な奴が床とか不安でしかないでしょう……。」

「いや、結都とか俺相手だと大抵床だし。だから別にどこでもいい。」

結都先輩容赦なさすぎですね。

「結都になんで床でするのか聞いたら、押し倒しやすいからってのと次の日ベットより痛がるからって。自覚はないけどな。」

結都先輩こっわ……。

前者はまだいいとして後者はおかしいでしょ。

「ん、いいよ。」

「夜月先輩、どう攻めればいいんですか。」

そもそも知らないんです。

「普通にあれして、あれをこうすればできる。」

いや、わかったんですけど……ジェスチャーはしなくていいと思います。

はぁ……。

「ほら、こっち。」

「うぅ……。」

攻めるしかないのか。

「あ、そうだ。闇がちゃんと攻めてくれたら翠呼ぼ。」

「俺が翠先輩に褒められたりするのが好きって知ってて言ってますよね……。わかりましたよ。攻めます。」

ちなみに、すでにできるようになってます。

「夜月先輩、ちょーっと人格みたいなの変えるんで気にしないでくださいね。」

「ん？あ、うん。」

例えるならAくんが攻める時と受ける時に人が変わるみたいなあんな感じ。

なんで知ってるのかっていうと、あの人しょっちゅうやらされてるから。

自宅、他人の家、学校、この部屋……くらい。

そして俺らは時々連行されるから。

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