【歌い手】○○しないと出られない部屋【男主】

↓続きです ページ35

Aside

「あ、そーだ。」

そう言って急に体勢が変わる。

「わっ、や、やめてください！なにするんですか！」

「なにするんですかって、襲うの。」

シンプルに嫌なのは僕だけ？

そう思っていると翠先輩のが入ってきた。

「っ…ぁ…ふぁっ…んっ…ちょ…や…んんっ…！」

「なに？一人でしてたの？」

翠先輩、知ってると思います。

先日、他の先輩にされてたこと。

「してっ…ない…ですっ…！」

「ふーん。」

そして演技だけど興味なさすぎですよ、翠先輩！

「A、なにしてほしい？」

「んぁ…はぁ…んんっ…やめっ…ぁ…！」

目隠しされてるから余計酷いことになってる気がする……。

「はっ…ふぁっ…ちょ…いっ…んふぁ…や…。」

「あ、出すよ。」

翠先輩、軽すぎません？

ガチャッ。

あ、開いた。

「んっ……お疲れさん。目隠し外す？」

「はぁ……疲れました。外しますよ。」

ほんと、先輩方っておかしい。

いや、僕ら自体おかしい。

「Aー。んっ……。」

翠先輩に口づけられた。

「……お疲れ。立てる？」

「んっ……。はい、大丈夫です。」

眠い……。

「ふはっ！眠そう。家まで送ろっか？」

「はい……ありがとうございます。」

そのまま翠先輩に送られ、家に帰った。

お兄ちゃんはまだ帰ってないらしい。

翠先輩の家も両親共に夜勤で、お兄さんはアルバイトらしく家にいないらしい。

「A。飯も食べたし、風呂にも入ったんだろ？」

「はい。」

翠先輩はなぜか僕の家にいるらしい。

「寝たら？」

お客さんを残して寝る人がどこにいるんですか……。

「あ、俺のことは気にしなくていいよ。」

そう言って翠先輩は僕の頭を撫でる。

「だから寝て？」

うっ……。

「はい、わかりました。おやすみなさい。」

僕は自分の部屋に入り、ベットに入り寝た。


翠side

「ただいま。……って誰？」

「あ、Aと同じ部活の波川翠です。」

この人がAのお兄さんか。

「へぇ……。俺はAの兄、夜雲恋。」

へぇ……そんな名前なんだ。

「恋さん、ですね。それじゃ、帰りますね。」

「おー。またな。」

バタッ。

不思議な人だなぁ。

ま、いいか。

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リクエスト、『襲わないと出られない部屋で攻め組の誰かとA』。

雷華さんからのリクエストでした。

ありがとうございました！

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