第参話 ページ4
――そもそもこの歳で迷子なわけないだろ。
考えればわかる話だと思う。
わざとか、わざとなのか?
「む?じゃあなんだ、不良か?」
「それも違う!!」
剣城くんならともかく、俺のどこが不良なんだよ。
……でも夜に黙って家を抜け出すのは不良の仲間入りをしているのかもしれない。
なんかいやだな。
「迷子じゃない。不良でもない。じゃあなんなんだ?」
"悪魔さん"を探しています。
なんて言えないし。
確実に鼻で笑われる。
「別に?ただ人を探してるだけ」
だからただ素っ気なく答えることにした。
しかし彼女はその答えに興味を持ったらしく、
「ほう……それは彼女か?恋人か?」
ランデブーなのか?
と、ニヤニヤしながらこっちを見てきた。
「違うって。しかも両方一緒じゃん……」
この人の予想って可哀想なくらい当たらないな……。
全て外れたのがショックだったのか、彼女の動きが止まっていた。
しかし固まっていたのはほんの一瞬。
「……ま、まあでもその人探し、手伝ってやる」
もう元のドヤ顔に戻っていた。
ちょっとだけ頬がひきつっていたけど。
「……夜は、危ないからな」
「……」
少しだけ、ドヤ顔の中に悲しそうな顔が見えた。
俺に最初に声をかけた時のような、苦しそうで、悲しそうな。
どうして彼女がそんな顔をするのか、
どうして彼女がこんな夜遅くにいるのか、
今の俺には全くわからなかった。
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冬夕暮紗夜(プロフ) - 黒豹さん» いえいえww (2014年12月24日 22時) (レス) id: f596d484e0 (このIDを非表示/違反報告)
黒豹(プロフ) - 冬夕暮紗夜さん» おうふ、それは失礼紗夜先生w (2014年12月24日 22時) (レス) id: 0de36cfb92 (このIDを非表示/違反報告)
冬夕暮紗夜(プロフ) - 黒豹さん» 私もしたーい! あと私は紗夜ですよー (2014年12月24日 21時) (レス) id: f596d484e0 (このIDを非表示/違反報告)
黒豹(プロフ) - 冬夕暮紗夜さん» うふふwやばいウケるw沙夜と早くコラボしたーい!w (2014年12月24日 19時) (レス) id: 0de36cfb92 (このIDを非表示/違反報告)
冬夕暮紗夜(プロフ) - 黒豹さん» ありがとうございます(*´∇`*) がんばります! (2014年12月24日 13時) (レス) id: f596d484e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬夕暮紗夜 | 作者ホームページ:
作成日時:2014年4月10日 22時