地獄の音 ページ40
エ「ドン！」
返答を返したのと、エーミールの合図はほぼ同時だった。
足で思いっきり蹴って前に進む。
中間までは低い姿勢で。残りは上体を起こして前を向いて走る。
私とゾムはほぼ横並びだった。
でも、言った通りでしょ？
…今まで、一度も負けたことないんだよー。
「氷室！5秒9！」
「ゾム！6秒2！」
ゾ「あぁ〜！！あともうちょい！！」
『いやー危ない危ない。抜かれるところだった！
(これで50m走も満点だ…)』
いや本当に生徒会に入ることだけは、絶対に阻止せねば。←
私は静かに闘志を燃やしていた。珍しく。
鬱「…嘘やろ。ゾムに勝ちよった！？」
ロ「あいつ、今んところ全種目で満点取ってんぞ！！？」
グ「これは…予想以上だな。
…氷室、Aか。」
シャ「あ！！そういやなんか見たことあるわ！
あいつ、陸上部じゃないのに選手で出場して、全国大会ベスト8に入賞したらしいで！！
印象残ってるからめっちゃ覚えてる！」
ト「マジモンの強キャラやないですか…(…あいつ多分手ぇ抜いとるやん…)」
エ「…(前の時より速い…でもやはり、余裕がある。
…まだ手を抜いているのでしょうか。)」
エーミールは心の中でため息をついた。
ひ「…(なんだろう。凄く懐かしい気がする。)」
転校生の彼女に、違和感を覚える者が一人。
はい。とりあえず8種目を終えた。
なんか後ろから凄い視線が突き刺さっている気がするけど、きっと気のせいだろう。←
次はみなさんお待ちかね、シャトルランですよー？
一時期“地獄の音”って言われてたらしいね。←by 作者
エ「…氷室さんは、最後です。」
『えぇ…』
どうやら生徒会メンバーと走らせる気らしい。…どうしてこうもくっつけたがるんだか。
…ん？これ、ゾムと総合得点同点になるんじゃ？
同数であって負けたわけじゃ無いから、大丈夫か。←
『…はい、生徒さん45回だよー。よく頑張ったね』
紫「…ふぅ、は、が、がんばった、よ…」
倒れ込むようにこちら側に身を寄せてきたので、抱きとめてタオルを渡す&回数を告げた。
お疲れお疲れと頭を撫でておいた。
紫「(…あれ？Aちゃんそこらへんの男子よりイケメンなんじゃ…)」
…生徒さんには驚いた顔された。
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ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - クロさん» ありがとうございます！これからも精進していきますので、宜しくお願いします！！ (2019年9月1日 15時) (
レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - この小説面白くてとても好きです!更新頑張ってください! (2019年8月24日 0時) (レス) id: 742d7b4b1c (このIDを非表示/違反報告)
ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます！ そういったコメントは励みになるのでとてもうれしいです！ これからもよろしくお願いします！ (2019年8月16日 22時) (レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - 前作の完璧と欠落から読んでいるのですが、繊細に書かれた文章がとても好きです。これからも楽しみにしています。 (2019年8月12日 1時) (レス) id: 8215f90de7 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - 歌い手総推し！さん» ありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＳＡＫＵＲＡ | 作成日時：2019年4月14日 10時
