運命 ページ19
まあ、華麗に正解を出して、数学は終了。
あ、ちゃんとブラックコーヒーは貰ったよ。もちろんね。←
ト「(一目見て解答書けるとか…一体何者なんや…！？)」
視線がずっと刺さってるんだが…と思っていると、書記長さんは総統さんに肩をぽんぽんと叩かれて呼び掛けられていた。
nice timing.←
グ「…トン氏。」
ト「うお、びっくりした！どうしたん？」
グ「昼飯だ。屋上へ行くゾ！」
昼飯、という単語を聞いて、書記長さんは教室の時計に目を向ける。
ト「…ああ、そういえばそんな時間ですねぇ。」
ん？もう昼休みかぁ。
お弁当持ってきたけど…食べる気にもなれないしなぁ。
紫「Aちゃん！一緒にお弁当食べませんか！？」
隣に目を向けていると前の席から呼びかけられる。紫の声だ。
ト「…んじゃ、行きましょか。」
『悪いね。今日はちょっとパス。明日からでもいい？』
紫「えぇ…(´・ω・｀)」
…似てるねぇ。(教授さんに)
紫「むー。…明日から絶対だよ！！」
渋々了承してくれた。
『了解ー。』
彼女が女子の輪に入ったのを見送った後、再度隣へ目を向ける。
グ「オスマンもいくゾ。」
オ「今行くめう〜！」
『……』
＿運命だとするならば、俺たちはお前とまためぐり会えるな＿
『(うん。めぐり会えたよ。
けれどそれは、最悪な形でね。
私にとっても、貴方達にとっても。)』
こんな最低な奴でごめんよ。
でも、私は最低な奴で居たいんだ。
だから、君達には打ち明けない。
私が、貴方達の仲間のAであることを。前世で絆を結んでいたことも。
…私が、処刑されたことも
もし、これが本当に運命だったのならば…
あの子達の記憶は1mmだけでもあるのかな？
確証は無いけど。
まあどっちにしろ、私は打ち明けるつもりもないし、思い出させるつもりも全くない。
遠ざかる三つの背中をジッと見つめる。
＿A！一緒にスイーツ巡りするゾ！！＿
＿Aっ！！お前はまた面倒事を…！！＿
＿Aちゃん！一緒にお茶会しようめう〜！＿
今は、何も知らない。
私は…知っている。
…もういいや。あだ名呼び。
いい加減、くどいしね。
グルッペン、トントン、オスマン。
元気でよかった。
だから、そのままでいてね。
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ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - クロさん» ありがとうございます！これからも精進していきますので、宜しくお願いします！！ (2019年9月1日 15時) (
レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - この小説面白くてとても好きです!更新頑張ってください! (2019年8月24日 0時) (レス) id: 742d7b4b1c (このIDを非表示/違反報告)
ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます！ そういったコメントは励みになるのでとてもうれしいです！ これからもよろしくお願いします！ (2019年8月16日 22時) (レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - 前作の完璧と欠落から読んでいるのですが、繊細に書かれた文章がとても好きです。これからも楽しみにしています。 (2019年8月12日 1時) (レス) id: 8215f90de7 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＡＫＵＲＡ(プロフ) - 歌い手総推し！さん» ありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 5913c38cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＳＡＫＵＲＡ | 作成日時：2019年4月14日 10時
