今も昔も手をとって(JW 青)

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桃side

セッティングを断ったけど、そのタイミングは意図せぬ時に訪れた。

「え！？機材トラブル！？」

「え！どうしよ！」

今日は6人で雑誌の写真撮影。メンバー全員での撮影が終わって個人撮影中、俺の撮影が終わって次は照史ってなった時に突然機材の調子が悪くなった。
撮影再開の目処がたたない上に、今日は撮影出来ないと発売に間に合わないと聞いて延期できない。
そう聞いてみんなが焦り始めた。

「どうしよ！早く終わると思って流星の夕飯用意してないわ」

「電話してくるな？」

「今朝はいつもより熱高かったし、昨日ネガティブなこと考えてまうって辛そうやったから心配やなぁ」

「……流星ってそんなに悪いん？」

みんながめっちゃ心配してるのを見て思わず声をかけたら一斉に見てくるからたじろぐ。

「望は撮影終わってるやん！」

「せや！のんちゃんならもう帰っても大丈夫やんな！？」

「よっしゃ！のんすけ！すぐ流星んとこ行け！！」

「え！え！？」

「もうお前しかおらんねん！ええか？流星にプレッシャーかけたらあかんよ！」

「今の流星は家事は全く出来へんねん。物事を順序だててやれないから、混乱してまうんよ」

「21時には薬飲ませて22時には寝かせたってや！できるだけ規則正しく生活させたいねん。リズム崩れるとすぐ眠れない食べれないってなるから」

「え！？えぇ！？」


もうみんなにめちゃくちゃにあれこれ言われて訳の分からんまま神ちゃんがダッシュでコンビニで買ったグラタンとゼリーを押し付けられて楽屋を追い出される。



流星の家はわかってるけど、足が重い。

どうしよう……流星と何話したらええんやろ。




流星とはプライベートでもずーっと一緒におったのに……こんなこと初めてやった。

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