今も昔も手をとって(JW 青)

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赤side

流星は2週間くらい入院した。少し薬を変えたりしてなんにも気にせずゆっくり休んだら、流星も笑顔を見せてくれるようになった。

「シゲおはよ、来てくれてありがとう」

「おぉー今日はすっきり起きとんなぁ」

「夜ぐっすり眠れたわ」

「そりゃ良かったわ」


流星は退院して少し持ち直した。俺らがどうしても来れなくても1日くらいなら頑張れる、まあ電話は必須やけど。でも風邪の症状はまだ続いてるみたい。


「熱は？」

「今日はそんなでもないよ。37.3℃やった」

「微熱やなぁ」

「せやね。でも咳は少し落ち着いたし、それだけでもだいぶ違うわ」

「よかったよかった。ほんなら朝ごはんにしよか」

「おん、頼むな？」

「ほーい」



流星に朝食作ってやって食べたら薬飲ませる。食器を洗おうとしたら手伝いを申し出てくれる。

「ほんなら俺がスポンジで洗ったのをここに置くから水で流してカゴに入れてな？」

「わかった！」

スピードはゆっくりやけど一生懸命やってくれる。洗い終えるとほんまに安心したような満足した表情になるからやらせて良かったなって思う。

「よーし流星終わった！お疲れさん」

「ありがとう」

「そしたらお茶入れてゆっくりしよ」

「おん、なぁシゲ……」

「なに？」

「あのさ、望、どうしてる？」

「どうって？」

「最近、会ってないなって……」

「あー…撮影はもうすぐ終わるみたいやけどなぁ」

「そっか！忙しいんやな！それならええねん」

「小瀧のこと気になる？」

「……俺のこと、なんか言ってる？」

「心配してるよ。はよ元気になってほしいって」

「そっか……おん、せやな」

「会いたい？」

「や！別にっ……ただ、ちょっと気になっただけ…」

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