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緑side
ほんまに流星はおかしかった。
振り付けは全く覚えられない。本人の顔は至って真剣なのに手も足も動かないから、ついには直立不動でポロポロ泣き出した。
慌てて椅子に座らせたけどなみだはとまらなくてずーっと謝り続ける。
不安すぎて俺と濱ちゃんで家に泊まったけど、しんどそうなのにワタワタ動いて落ち着かん。聞くとまた財布とかスマホとかどこに置いたかわからんとか、お金が無いとか……一つ一つ流星と一緒に確認して納得させると糸が切れたようにソファーに沈みこんで動かなくなる。
「流星、いつもこんななん？」
「今は俺らがいるからええけど一人の時はどうしてるんや」
「……もしかしてずっとあのままオロオロしてるん？」
「え？」
「それで寝てなくて食べれなくて……確認して安心してやっとこうやって休めるんとちゃうか？」
「もう、ほんまにあかんよ…倒れてまう……」
次の朝。朝から流星はバタバタ動くんかなって思ってたけど予想外に静かなものだった。
俺と濱ちゃんは早めに起きて少しでも流星が混乱しないように朝の準備を整えて、朝ごはんも用意してたのに流星が来ない。
心配になって寝室を覗くと盛り上がった布団。まだ寝てんねや。
「流星？朝やで？起きよ」
「……っ」
「流星？」
流星は起きてた。苦しげな表情でぼんやりしてる。
「流星？具合悪いか？」
「……」
「流星」
「おき、られへんの……」
「へ？」
「からだ、おもい……」
「え！？濱ちゃんこっちきてっ」
慌てて濱ちゃんを呼んで2人で抱え起こす。そうするとなんとか起きてこれた。服もうまく選べてないから手伝って、食欲無いって言う口に無理やりりんごヨーグルトを突っ込んだ。
聞くと朝はいつもこうなんやって……
目は覚めていても金縛りにあったように動けなくなる。ほとんど気合で毎日仕事に来てたらしい。
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ナツメ(プロフ) - mayuさん» コメントありがとうございます。大変嬉しいです^_^私も青さんが療養してるところは自分で書いておいてめちゃくちゃ性癖です笑 他の作品も頑張りますのでまたよろしくお願いします。 (2018年11月15日 8時) (
レス) id: 67a69ff4bd (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。完結おめでとうございます。ナツメさんの作品は一つ一つが丁寧に描かれていてなおかつ更新も早くお話の展開もとても面白くて、まさに私の好きな病系そのものです。今回の流星君の話も弱っているシーンはドンピシャでした。新作も楽しみです！ (2018年11月14日 22時) (レス) id: f93234e159 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - しらたまさん» 読んでくださってありがとうございます！励みになります。今後ともよろしくお願いします！ (2018年11月6日 17時) (レス) id: 67a69ff4bd (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - これからの展開がとっても気になります！！更新頑張ってください応援してます(*'▽') (2018年10月30日 13時) (レス) id: 04ec2ee818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ
| 作成日時：2018年10月22日 13時
