緑の街『スエラメン』 ページ8
*花礫視点*
俺らは今、緑の街『スエラメン』にいる。
あとで與儀に聞いてみたら、この街は周りが森で覆われており植物が多く
中にはとても珍しい植物が売られていて、
喰のようなガーデニングにたしなんでいる人はよくここに来るらしい。
…別に俺は興味はないが、ここにいる與儀達の元同僚の奴のほうに興味がある
『輪』とは別の国家防衛機関で、そこのリーダーさんでもあり、
しかも国家防衛機関のお偉いさんだって？
そう考えると、ますます興味が湧いてきていつの間にか
俺の唇が弧を描いていた。
无「花礫、嘉禄」
花「…なんだ、无」
嘉「なに？无」
无が俺と嘉禄の服の裾を掴んできた。
无「あの植物。すっごくおもしろいよ」
そう言って差し出してきたのは
ウサギの形と大きさである小さな木だった。
なんだこれ？
嘉「ああ、これは『アニマル植物』だね」
『アニマル植物』？なんだそれ
无「あに…まる…？」
嘉「くすっ、ちょっと待っててね」
そう言って嘉禄が无の持っている植物の頭を撫でたその時
兎『ぴくぴくっ』
无「わあ。動いた」
耳をピコピコ揺らしながら動いた。
嘉「『アニマル植物』はね。その名の通り動物形をした植物なんだけどね
こうやって頭を撫でてあげると本物そっくりに動くんだよ。
よく、ペットとして買う人が多いんだ」
花「へぇ〜。俺達も與儀達と他の街に行ったことがあるけど
その植物は、見かけたりしなかったな」
嘉「この植物は一部のコレクター達が狩ったりしてね
あまり売られていないんだよ。」
无「えへへっ。かわいい」
无がウサギの頭を撫でた。それが嬉しいのかウサギが耳を動かした。
そういや、周りをよく見たら似たようなもんがたくさんいるな。
周りには、犬や猫、すごいのは小熊がいた。
本当に珍しいのかと疑いたい風景だ。
ふと、俺の視界に男共に言い寄られて困っている女を見つけた。
…しかたがねぇ
俺は、その女の所へと走って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜蘭華 - 東西南北は何と読むのですか？ (2016年4月26日 3時) (
レス) id: cb626cc090 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - なかささん» ありがとうございます！更新頑張ります！誰落ちなのかは考え中です。 (2013年5月24日 0時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - tonkoさん。了解です。 (2013年5月20日 17時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - あかりさん。教えてくれてありがとうございます。すぐ直しました。 (2013年5月19日 11時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
うさぱんだ(プロフ) - 面白いです。何回も何回も読みなおしちゃってます！これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2013年5月19日 8時) (レス) id: 8b36b39373 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アンナ | 作成日時：2013年5月15日 0時
