カーニヴァル〜もう一つの国家防衛機関〜

聞きたいこと ページ4

*ツクモ視点*
平門の話を聞いて驚いた…
まさか、生きていたなんて…

イ「ツクモ！」
ツ「…ッ！…なに？イヴァ」
イヴァが心配そうな顔をしている。

イ「さっきからボーっとして、どうしたのよ」
ツ「え…えっと」
イ「ま、さっき平門の話が気になるようだけど…」
イヴァはため息交じりで
イ「んなの、気にしなくていいのよ！
本当かどうかも分からないって、平門も言ってたでしょ？！」
ツ「それもそうだけど…」

Aはあの事件で私のことをかばって大怪我をした。
死んだと告げられた時は自分を責めた。
なんで私は生きてるの？
なんで私じゃなくてAが死ぬの？
何度も何度も、思った。
今でもその思いほ私の中で根強く残っている。

イ「もし、生きていたとしてもツクモがそんな顔でどうするの？！
少なくともAはそんな顔じゃあ、うれしくないと思うわ。それに…」
イヴァは人差し指を私に向けて

イ「ツクモはあの事件をひきづってるようだけど、
あの子はあの子で
『私が助けたかったからかばったんだよ。それに、
ツクモは私の大切な友達だもん』って言うわよ」

イヴァの言葉を聞いて、私の中にあるつっかえが取れた感覚がした。

ツ「…そうね。」
イ「Aに会ったら、いっぱい話をしましょ！」
ツ「うん」

ねぇ、A。
貴女に聞きたいことができたわ。

嬉しい―ちょっと訂正―→←混乱

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