手越side ページ49
点滴に繋がれたまま、こんなに弱って頭が回らないこの状態なら、
いつも言えないことが、言えると思った。
いつもは怖くて聞けないこと。
怖いって思っても答えはわかってること。
その答えの為に聞くのが恥ずかしくて、
でもそれを聞かないと安心出来ない。
俺自身よくわかっているその「答え」を求めて
まっすーに聞いてみる。
手「…っ…まっ…す…け…ちゃ、し、げ…」
増「ん？どうしたの？」
小「…手越、どうした？」
加「どうした」
手「おれ……お…れ、は、ひと…り…じゃ、ない、よ…ね…？」
言った途端、まっすーの瞳が揺れた。慶ちゃんが泣きそうになってシゲははっとしたように目を見開く。
加「何…言ってんだよ…1人なわけ…」
小「そんなことっ…！」
増「そうだよ、当たり前だろっ…手越は1人じゃない…1人になんて俺たちがさせないっ…」
手「…う…ん。あ…り、がと」
知ってた。知ってたよ。
でも…だから、かな。ありがとう。
俺はそれを俺以外の誰かかから言ってもらうことを望んで、求めて、不安になった。
わかってたんだ、俺にはまっすーが、慶ちゃんが、シゲが、そしてファンのみんながいるんだって。
それをお前なんかいらないって離れていかれたらって怖かった。
そんなこと絶対にないってことも知ってたし信じてた。
信じて、よかった。
にこっと笑う。
笑った、はず。上手く笑えてたかな、俺。
手「そ…だよね…ほ…んと…あり、がと」
増「…おう」
小「うん…」
加「おう」
そこでタイミングよく(？)お医者さんが戻ってきた。
まさか聞いてたとかないよね。ないよね！？うん、気をきかせてくれただけだよね。
「もう終わりです。薬取って来ました。どうぞ」
そのためにいなくなったのかな。俺たちの為に。
増「わ！ありがとうございます、すみません」
「いえいえ、それより明日24時間テレビですよね？体調が悪い中大変だと思いますが、応援しています」
増「嬉しい！知ってたんですね、明日なの。ありがとうございます！精一杯頑張ります」
小「ありがとうございます」
加「お世話になりました」
手「あり、がと、ござ…っ…ますっ…」
NEWSのことを応援してくれる人が、ここにもいた。
俺は1人じゃない、よね？
「いえ。ではお大事に」
NEWSー手越「ありがとうございました！」
俺は頭だけ下げて診察室を後にした。
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ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» 本当にありがとうございます！はい、頑張りましょう♪ (2017年4月1日 22時) (
レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - ふわりさん» 大好きですよ！この作品！こっちも見ていただけているなんて、とっても嬉しいです！お互い頑張りましょう！ (2017年3月31日 23時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» わー本当だ！逆に指摘していただいてありがとうございます！修正します。好きな作品と言っていただけて嬉しいです！すごくやる気出ました笑ここで言うことじゃないと思いますが、いつも作品読ませていただいているので余計に嬉しいです！本当にありがとうございました！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - あぁーおしい！！話さなかった:離さなかったですよね？漢字違います！好きな作品なので、ついつい漢字は完璧であって欲しくて！図々しい事言ってすいません！ (2017年3月31日 18時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - Mahoさん» いきなりすみません！今更なんですけどいつも作品読ませていただいてます！涙腺が崩壊するんですよねー、Mahoさんの作品。本当今更ですみません、お互い頑張りましょう！ (2017年3月27日 10時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2017年3月14日 16時
