□小山side□ ページ34
手越と手越を抱っこしたまっすーとシゲと楽屋を出てスタジオに向かう途中、手越がいきなりゲホゲホと咳き込み出した。
それは本当に唐突で、しかも咳込んだかと思うと咳をしすぎたからか過呼吸になってしまった。
俺らはパニックになった。けどまっすーに袋を要求されてスタッフさんたちの元へ行って、今は走って戻っているところ。
神に運動神経を奪われたシゲは結構辛そうだけど頑張ってくれてる。
小「はぁっ…まっすー！袋…！」
加「はぁっ…死ぬかと思ったっ…」
増「ありがと！シゲもごめんね、ほんとありがと、助かった」
手越は苦しそうに咳と呼吸を交互にしている。
増「ほら手越、もう大丈夫だよー」
まっすーは手越の口に袋を当てた。
増「ゆっくりでいいから吸って吐いてしようなー」
手「ゲホッゲホッ！はぁっ…すー…はー…すー…はー…」
良かった。手越の呼吸が元に戻った。
増「辛かったなー手越」
手「んっ…」
手越はそのまま前に倒れるようにまっすーに抱きついた。
よっぽど辛かったんだろう、まっすーの服をぎゅっと握りしめて目をつぶって多分涙をこらえている。
増「辛かったな…なんで咳止まんなくなっちゃったかわかる？」
手「あ…のね、たん…が…からんで…うま…くきれな…かっ…たっ」
手越はまた息が荒くなってきている。
増「うん、そっか。落ち着いてね。もし本番中辛くなったり、咳出そうだなって思ったら俺の服引っ張ってくれたら連れ出すからね」
手「んっ…わかっ…た」
増「うん、じゃあ行こっか」
またまっすーが手越をお姫様だっこして立ち上がった。スタジオへ歩き出す。
スタジオに着く直前、まっすーがそっと手越をおろした。そしてすぐに背中に手を回す。俺もそうした。
スタジオでは手越の体調のことを予め伝えておいた共演者さん達がすごく心配してくださった。
「手越くんそんなに体調悪いんですか？」
手「いえっ…だいじょうぶっ…ですっ」
手越は少し辛そうなキラキラアイドルスマイルのまま座った。
増「すみませんが、もし手越がどうしても無理だったらこっそり連れ出すので、席を立ったらそういうことだと思っていただけたら…」
「あ、全然大丈夫ですよ！わかりました」
手越の顔は青白くて、それでも笑顔をキープする手越のプロ意識は本当に尊敬しなくちゃいけない。本当は相当しんどいんだろうな。
俺らがみんな席に着いて、生放送がスタートした。
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ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» 本当にありがとうございます！はい、頑張りましょう♪ (2017年4月1日 22時) (
レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - ふわりさん» 大好きですよ！この作品！こっちも見ていただけているなんて、とっても嬉しいです！お互い頑張りましょう！ (2017年3月31日 23時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» わー本当だ！逆に指摘していただいてありがとうございます！修正します。好きな作品と言っていただけて嬉しいです！すごくやる気出ました笑ここで言うことじゃないと思いますが、いつも作品読ませていただいているので余計に嬉しいです！本当にありがとうございました！ (2017年3月31日 22時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - あぁーおしい！！話さなかった:離さなかったですよね？漢字違います！好きな作品なので、ついつい漢字は完璧であって欲しくて！図々しい事言ってすいません！ (2017年3月31日 18時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - Mahoさん» いきなりすみません！今更なんですけどいつも作品読ませていただいてます！涙腺が崩壊するんですよねー、Mahoさんの作品。本当今更ですみません、お互い頑張りましょう！ (2017年3月27日 10時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2017年3月14日 16時
