【兵頭 十座】不器用ヤンキー彼氏の愛し方【摂津 万里】

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「……い、おい、起きろ」




『ん〜…………？』







誰かの大きな声と体の大きな揺れで目を覚ます。






「お前が寝てる間に学校、始まってけどどーすんよ？俺はサボっけど」





寝起き早々衝撃的な言葉が聞こえて一気に目が覚める。




『えっ！？はっ？！てか、今日学校だった！？』






「やっぱり忘れてたのかよ…」







『もうここでいったら怒られるの確定じゃん。休む』





「まぁ、無断欠席だったらどっちにせよ怒られっけどな」






『そういうこと言わないで』






「事実はかわんねぇ」






『うぐ……万里と一緒に怒られれば怖くないさ』






「学校ちげーだろ」






『…ごもっともで』






「さー、じゃあ今日１日暇だし外でもでかけっか？」







『万里の奢りー！！やったー！！』





そう言ってばんざいすると頭にチョップを入れられる。






『いっだぁぁ！！！DV男！！』






「俺今金ねぇつの！カードしか」







『カードあるじゃん？ね、万里〜、万里様〜？』






「あーもー、わーったよ」





『わっしょーい！あ、でもカードならゲーセン行けないね』






「自分1銭も払う気なしかよ…」






『だって、私の残金6円だよ？五円チョコ買ったらおしまい』







「もうお前には期待しねぇわ。

ま、とりま行くか」









「うん！！まずは腹ごしらえだー！！」









そう言って、私達はお昼ご飯を食べに街へと出かけた。

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