【兵頭 十座】不器用ヤンキー彼氏の愛し方【摂津 万里】

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Aside





『…………ん』






時計の音だけが響く部屋で不意に目が覚める。







周りを見渡すといつも見慣れた風景。


と、万里。





あ、そっか私、あのままねちゃったんだ……。








起きて少ししてから状況を把握する私。








私はベッドに運ばれていて万里は床でだんごむしみたいに丸まって寝ている。






うわ、申し訳ないことしたな……

とまっていってっていったの自分なのに






そう思いつつ、ブランケットを持ってきてブランケットを静かにかける。






『寝顔可愛いな、子供みたい』








無邪気な顔をして寝ている万里をみて思う。







『子供かぁ……』







子供というワードを口にして真っ先に思いついたのは無邪気な姿で少し笑って甘いものを食べてる十座。





普段からの表情じゃ想像出来ないくらい可愛くて、無邪気で本当に子供そのものみたいな感じの表情。







それがなんだか脳裏から離れてくれなくてこびりついている。





忘れよう忘れよう

そう思う度、十座の不機嫌な顔、それとはうらはらな上機嫌な顔。




いろんな十座の表情が思い浮かぶ。









あぁ、やっぱり私は別れてもなお、十座のことが大好きで忘れられない……。





まだ別れてから1日もたってないから忘れれるなんて逆に出来るわけないけど、



これから何日たっても




忘れられない。





それぐらい十座が









大好きでたまらない＿＿＿＿。

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