女子自転車競技部に入れなかった私はしぶしぶ男子自転車競技部の入部を決意しました。

ジャージ ページ7

新開さんたちについていって数分(筋肉の人は泉田さんというらしい)
部室に到着

心臓バックバクいってるよ

泉「……大丈夫、ですか？」

貴「だだだだ、大丈夫、です!!」

声裏返った……恥し……

泉「失礼します！福富さん、風上さんを連れてきました！」

福「ああ」

金髪の人が返事をした
あの人が主将さん……

某ひよこを盛るゲームにでてくるひよこにそっくりだなぁ……

思わずまじまじと見てしまった

福「？ 俺の顔に何か付いているか？」

貴「い、いえ！何でもないです、すみません」

？「俺は自転車競技部の主将をしている、福富寿一だ。これからよろしく頼む」

貴「は、はい！よ、よろしくお願いします！」

ペコリと頭を下げる
これが今の僕に出来る精一杯だ

？「オレは荒北靖友……よろしくネ、チビチャン」

チビ！？
この人チビって言った今!?
何て失礼な人!!

貴「こ、高１女子の平均身長残りわずかでこします!!」

荒「平均身長以下なんだろォ？だったらチビじゃん」

貴「うう〜っ!」

何も言えない……無念である

荒「んで?新開とチビチャンはどっちが勝ったの?」

東「聞いて驚け!なんとこの子だ!!」

新「最後の決めゼリフかっこよかったぞ!che貴「うわぁァァァ!!やめてください!!」

何なんだもう、帰らせてくれ……
せっかく自転車に乗ったのにストレスが……

福「風上、自己紹介を頼む」

貴「はい。風上Aです…男子自転車競技部のマネージャーになります……男苦手です。半径最低1ｍ離れてください。慣れればなんとかなると思います。よろしくお願いします」

泉「もしかして君、神奈川の疾風姫じゃないですか!?」

貴「へ？ああ……そう言われてますね」

新「神奈川の疾風姫って、全国に名を轟かせている凄腕のレーサーじゃ!?」

へ？神奈川だけだと思ってたのに

東「これか？突如舞い降りた天才美少女スプリンター。彼女が出た大会は全て優勝しており、将来の活躍が期待されている……だって！」

月刊サイクル情報誌を読み上げそのページを見せる東堂さん

こんなの載ってたのか……

福「風上、お前を呼び出したのは報告と渡したいものがあるからだ」

貴「報告と……渡したいもの？」

福富さんは紙袋を渡した
紙袋を開けると何か服がたたまれているようだった

貴「ジャージ……？」

福「そうだ。団体の大会は出れないが、個人で何か大会に出るなら着るといい。それは女子自転車競技部のジャージだ」

おおおお☆･ﾟ.ﾟ

やる気倍増→←新開さんと東堂さん

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