女子自転車競技部に入れなかった私はしぶしぶ男子自転車競技部の入部を決意しました。

努力 ページ36

インハイメンバーは誰がなるのだろうか
皆、努力して、回している

それでもなれない人は……いる

どんなに努力をしても、どんなにポテンシャルが高くても、圧倒的才能に押し潰されたり、努力をしている人を更に上回る程の努力をしている人もいる

たった6人だけのメンバーに誰が食い込むのか
楽しみだな……

真「なーにニヤニヤしてるの？」

貴「ｷﾞｬｧｧｧ!!」

そう叫んだ瞬間、後ろに跳んだ
何だ何だと目線がこちらに集まる
ペコペコと頭を下げたら皆さん自分の練習に戻ったけれど……
荒北さんに関してはもうちょっとマシな悲鳴上げろよなとか言ってる
どうでもいい事だが、僕は地獄耳なのだ

貴「な、何のようなの真波くん」

真「いやー、Aちゃんが一人でニヤニヤしてたから何事かと思って」

貴「に、ニヤケてないよ!ま、真波くんはやっぱりインターハイ目指してるの?」

真「もちろん。だってインターハイって全国から凄い人が来るんだよ。その人達と走っておかないと勿体無いだろ？」

貴「成程……真波くんらしい考え方だ……」

東「おい、真波!マネージャーと話していないで練習に戻らんか!次はお前の好きな坂だぞ!」

真「本当ですか!?」

真波くんは風と共に行ってしまった←

まあ、うずうずしている自分がいるワケで……
今日からはみんなの邪魔をしないようにロード乗らないって決めたから……

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