女子自転車競技部に入れなかった私はしぶしぶ男子自転車競技部の入部を決意しました。

休息 ページ16

貴「あー……疲れた……」

自転車を起こして近くに立てかける

ｸﾞｩｩｩｩ……

貴「あ……」

お腹鳴った……
しかも盛大に

新「これ、食べるかい?」

いつの間にいたのか、新開さんがパワーバーを差し出してきた

貴「あ……ありがとうございます……」

おずおずと受け取る
あ、そういえば僕のマジックハンド部室に置きっぱなしだっけ?

取りに行かなきゃ……

荒「チビチャンが探してんのはこっちのマジックハンド?それともこっちのメガホン?」

貴「僕のマジックハンドォォォ!!」

思わずマジックハンドに飛びつく
だが荒北さんはそれをヒラリとかわした

貴「ぐぬぬぬ……てか何で僕のマジックハンドを持ってるんですか!!」

荒北さんは意地悪だ……

福「荒北、返してやれ。レースで疲れているだろうし」

荒「ヘイヘイ……ほらよ」

荒北さんは福富さんの言うことを聞いてマジックハンドを返してくれた

この人は福富さんの犬なのか?
忠犬荒北公……?

貴「ﾌﾞﾌｯw」

意外とかわいいかもしれない

荒「……チビチャン今失礼な事考えてたデショ」

貴「そ、そんなこと無いですよ!?」

バレたら多分殺されるぅぅぅ

福「さっき2年から聞いたが同着一位だそうだな。もう一人は?」

貴「多分先輩達に囲まれてるはずじゃ……」

東「フク!新開!荒北!大変だぞ!!」

東堂さんが真波くんがいるであろう人混みの中から走ってきた

新「どうしたんだ?」

東「Aちゃんと同時にゴールした真波とか言う奴!オレと同じクライマーで、さ･ら･にビジュアルまで被っている!!これは大変だぞ!!一大事だ!!」

福･荒･新･貴「…………」

これはツッコむべきなのか?

荒「さァて、部活始めるかァ」

新「そうだな」

福「ちょっと監督に報告を……」

東「おい待て!?オレの話はスルーか!?おい!!」

東堂尽八生誕祭 番外編→←こんなことってあるもんなんだね

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