嘘だと言ってくれ…… ページ2
「何で女子自転車競技部が無いんですか!!」
職員室に僕の声が響きわたり先生達の視線が一気に集まる
だが今はそんな事を気にする暇はない
この件だけはどうしても譲れず、今後の学校生活において重要な事だからだ
先「いや、だからね？女子自転車競技部は去年度、正確に言えば3月に人数が足りなくて廃部になったのよ」
貴「オーマイガー！」
じゃあどうしろというのだ
私の春休みに描いていた夢のドキドキ高校生活は遠い空に消えていった
先「何で男子自転車部じゃダメなの？去年のIHでも優勝してるし、マネージャーすればいいと思うのだけれど？」
貴「男子……(ﾋｸｯ)」
少したじろいだ僕の心境を察したのか、先生はため息を吐いた
先「まあ、無理にとは言わない。けれど自転車に一番多く触れる事ができるのは男子自転車競技部だけよ」
うっ……そういう事言われると………
貴「……ゎ、わかりました」
先「うん、それじゃあこちらで少し訂正とか色々書いて提出しておくから」
貴「はい……ありがとうございました。失礼します」
職員室を出て暫く廊下を歩く
暫く歩いた所で私は叫んだ
貴「なぁぜだぁぁぁぁぁ!!!」
女子自転車競技部あるって言ってたから入学したのにこれじゃあ意味がない！！
絶望した………
あ、でも自転車に触れるなら……
いやいやいや、マネージャーだよ？スポドリとか作らなきゃダメじゃない？
男子なんかのために……男子なんかのために!!
いや、慣れればなんとかなるんだろうけど……
考えがまとまらない……
こういう時は走ろう………
走って全て投げ出そう……
そう決意した僕はダッシュで駐輪場へ向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春歌 - 続きがすごく楽しみです♪ (2017年12月13日 22時) (
レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)
風璃(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます！更新は遅めですが、頑張ります！ (2014年9月3日 8時) (レス) id: f1ff507525 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 更新楽しみに待ってるので、頑張って下さい！！ (2014年8月30日 13時) (レス) id: 8f55315e9b (このIDを非表示/違反報告)
風璃(プロフ) - モアイさん» モアイさんコメントありがとうございます！更新頑張ります (2014年8月19日 18時) (レス) id: f1ff507525 (このIDを非表示/違反報告)
モアイ(プロフ) - あ・・荒北先輩がイケメンです!!更新楽しみにまってます(^ ^)頑張ってください！ (2014年8月16日 10時) (レス) id: 2f3aa69f3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おふう | 作成日時：2014年7月8日 23時
