検索窓
今日:16 hit、昨日:3 hit、合計:212,539 hit

愛された子 ページ16

.







「…Aはどうしていつも自分を卑下するの?」




『…え、?』








目の前を見れば
真剣な表情のオッパと目が合った。








「俺の事にもテヒョンイの事にも

どうしていつも自分の存在を邪魔扱いするの?」







『…』


「テヒョンがどれだけAを大切にしてるか分からない?」



『、え…』


「Aが居なければテヒョンイは幸せになれるの?



…違うよ、Aが居るから
テヒョンイは幸せなんだよ」






「Aは自分が思ってるより何十倍も魅力的だよ。



気付いてないだろうけど
今までどれだけ俺がAに寄り付く奴らから守ってきたか。







見ただけでわかるよ。

テヒョンイがどれだけAを好きで

Aの存在がどれだけテヒョンイの支えになってるのか。









…俺の大切な妹を、そんな悪く言わないでよ」





『っ、…』









何も言えない。声が出ない。



出るのは目から溢れる涙と、喉の奥で詰まる息だけ。







私の頭を撫でる大きなオッパの手が
どうしようも無く暖かくて。








昔からずっとそうだった




どれだけ皆が私を褒めても評価されても
オッパの光を浴びてるだけだと思ってた。







オッパは私にとって兄であり、憧れ。





ずっと胸の底にあった劣等感。









「ずっと不安なんだよ、テヒョンイは」




「逃げちゃダメ。



テヒョンイを愛してあげて。


ちゃんと、向き合って。」

答え→←自縄自縛



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (356 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1214人がお気に入り
設定タグ:BTS , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぼらとっき。 - 完結おめでとうございます〜!!作者様の作品はいつも楽しく読ませていただいています!番外編楽しみに待ってます♪ (2021年1月25日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/  
作成日時:2021年1月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。