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束縛 ページ13

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あの日から
だんだんと歯車が狂いだした気がする。



最初は
「毎日仕事が終わったらすぐ連絡して」、だった。







少しでも定時を過ぎると
鬼のように電話やカトクが来る。




少しでも目を離したら何十件も通知が来て



ああ、またか。




そんな行動にも慣れてきたものの。






日に日にテヒョンの監視は酷くなって

一緒に出かけても買い物に行っても

店員や従業員との些細な会話でも

私が少しでも異性と関わるのを嫌がる。



挙句の果てにはオッパにまで嫉妬するようになった。






休日はテヒョンの家から出ることを許されない。





私がお風呂に入ってるうちにテヒョンが私のスマホを見てるのに気付いた時は驚いた。





毎日わたしのスマホを見たがるようになって



常に行動はテヒョンに知られている事が当たり前になった。









『、ねえ、なんでそんな事するの?』


「…だめなの?」






『だめ、というか。
わたし、そんなに信用ない?』





私の言葉に一瞬驚いたような顔をしたテヒョンは眉を歪ませる。









「…信用してるよ。

でも、こうしないと不安になる」






『あの日の事は本当に反省してる。


お酒も入ってて、直属の上司だったから断れなくて。



でもあれから何もしてないよ。
テヒョンもそれは知ってるでしょ?』







「…うんそうだね。わかるよ、…


だけどAが取られたらどうしようって思うと
仕事も手につかないし頭の中でそれしか考えられなくて」





苦しそうに顔を顰めて


「ごめん。

でもこうでもしないと、俺が辛いの」




束縛はエスカレートするばかりだった。

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設定タグ:BTS , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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ぼらとっき。 - 完結おめでとうございます〜!!作者様の作品はいつも楽しく読ませていただいています!番外編楽しみに待ってます♪ (2021年1月25日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/  
作成日時:2021年1月14日 8時

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