【TH】僕の恋人さん (ページ1)

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夜① ページ1

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『ま、まって、』

｢なにを待つの？｣

『…っ、ねえ、』

服の中に入っていった彼の手は

ぱちん、と器用にホックを外して

緩んだ下から潜り込んだ。

片手で胸の先に触れながら
もう片方の手はじわじわと下に降りていく。

…身体も、彼の吐息も

全部熱くて

おかしくなりそうになる。

待って、と言ったらちゃんと止まってくれるテヒョンさん

｢痛かったらすぐに言ってね｣

私に触れる手はいつもより何倍も優しくて

もう十数回言っただろう『待って』は

段々と彼に効かなくなっていってる。

｢その待っては、気持ちいいの待って？｣

『…言葉にして言わないで、よ』

｢なら待たない方がいいんじゃない？｣

『ひ、ゃ！』

ゆっくりパンツの中へ入っていく指

つう、となぞって
ぐちゅりといやらしい音が部屋に響いた。

『…っ、ん、！』

顔をこれでもかと逸らして手の甲で口を塞げば

｢もっと可愛い顔見せて｣

そう言ってこっちを向かせられる。

彼の指先の動きに
身体の底が浮くように跳ねて

びくびく、と
身体をくねらせて達してしまう

｢ベッドいこっか｣

軽く抱き上げられて、大きな白いシーツの上に
ゆっくり優しく乗せられた。