好きだけど ページ44
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｢ね、ねえ待って、！｣
気付かない振りして通り過ぎようとすると腕を掴まれる。
｢Aだよね、？
何でこんなとこ、いるの？｣
こっちの台詞だよ、、。
こんな江南区から外れた田舎に
どうしているの。
テヒョンさん。
『…今、実家に帰ってて』
｢…そっか、｣
｢…良かった。元気そうで｣
｢電話にも出てくれないから
何かあったのかなって心配で、｣
『…ごめん』
｢…それに、寂しかったから。｣
未だ握られている腕に少し力が入る。
絶対逃がさないとでも言うように
離してくれない。
.
｢Aが好き｣
『………え』
深く被った帽子を少し上げて
大きな瞳と目が合った。
｢…わかんない？俺、Aしか見えないの｣
…まっ、て。
頭の理解が追いつかなくて
思考回路が停止しそうになる。
…すき、って。
『…嘘』
｢嘘なんかつかない｣
『でも、』
｢俺じゃ、だめ？｣
そんな目で見ないで、。私だって。
『…ごめん、』
｢…そ、か｣
想いに蓋をするように、忘れるように。
｢…なんでそんな顔するの？｣
｢そんな悲しそうな顔しないでよ｣
感情がぐちゃぐちゃになりそうで、泣きそうになる。
私を見つめる彼の
愛しい、って訴えるような目。
その場にしゃがんで、私を見上げる。
私の頬を両手で包んで
涙を拭うように撫でる指があまりに優しくて。
『…私だって、好きだよ、』
｢…え、？｣
少し震えてる彼の手が止まった。
｢…ほんとに？｣
『うん、』
｢…じゃあどうして？｣
唇を噛んで口を噤む。息するのが苦しい。
彼しか見えないこの空間が苦しい。
｢…ジョングクに何か言われた？｣
『…っ、』
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てこ(プロフ) - ふるはさん» わわ！ありがとうございます！！(;_;)最後まで楽しんで頂けたら幸いです！ (2021年1月14日 10時) (
レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)
ふるは(プロフ) - 初めまして。ハラハラドキドキしながら読ませて頂いてます。テテさんと今後どうなるのか楽しみでありながらグクさんとの今後も気になります。 (2021年1月9日 22時) (レス) id: 02dfd44ebf (このIDを非表示/違反報告)
てこ(プロフ) - kannaさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！ｆ^^*)キュンキュンして頂けるよう頑張りますね(^^♪ (2021年1月5日 16時) (レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - いつも楽しみにしてます( ´ ▽ ` )楽しい一時を作って下さってありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時：2021年1月2日 22時
