分からない ページ32
.
｢どっか行きたいとこある？｣
『うーん…どこでも？』
｢海見るの好き？｣
『わ、！すごく好きです』
｢じゃ海行こっか｣
私の方を見て、優しく微笑んだ彼。
この前みたいな嫌悪感のあるオーラは感じられず
睨まれもしてない。
怖いイメージがあったから、なんだかすごく雰囲気が変わった。
｢で、どうなの最近｣
『最近？…、元気にやってます？』
｢違う、テヒョンイヒョンとだよ｣
…ああ、そういえばこの人は監視役なんだったな。
『テヒョンさん、とは…』
どうって、どういう質問なんだろう。
特に何も無い。
電話することが増えたり、夜たまに会ったり。
嫌われてはない、と思う。
｢何も無くはないよね｣
『え、？』
｢最近ヒョンが楽しそうにAの話してる｣
『…何それ？！』
｢あんなヒョン初めて見るし、
長々と惚気聞かされてるこっちの身にもなって欲しい｣
『惚気！？いやいや…』
惚気？私の話？
淡々と話すジョングクさんについていけない。
いきなりテヒョンさんの話をされて
何か身体が熱くなる。
｢…ふうん。そんな顔もするんだ｣
『へ、？』
信号待ち。
横を向けば、街灯の光に照らされたジョングクさんと目が合った。
その表情は、どこか寂しそうで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1057人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てこ(プロフ) - ふるはさん» わわ！ありがとうございます！！(;_;)最後まで楽しんで頂けたら幸いです！ (2021年1月14日 10時) (
レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)
ふるは(プロフ) - 初めまして。ハラハラドキドキしながら読ませて頂いてます。テテさんと今後どうなるのか楽しみでありながらグクさんとの今後も気になります。 (2021年1月9日 22時) (レス) id: 02dfd44ebf (このIDを非表示/違反報告)
てこ(プロフ) - kannaさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！ｆ^^*)キュンキュンして頂けるよう頑張りますね(^^♪ (2021年1月5日 16時) (レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - いつも楽しみにしてます( ´ ▽ ` )楽しい一時を作って下さってありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: c6dd1df907 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時：2021年1月2日 22時
