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頭の中が真っ白になり、押し寄せる快感と共に身体が痙攣する。
その後すぐに彼もいったのか、数回強めに自身を押し付けたあと私の横に倒れた。
お互いの荒い息が部屋の中に響く。
身体の中に残る恍惚とした余韻で何も考えられない。
「あっつ、」
暫くして起き上がった彼は額の汗を拭い、クーラーのリモコンをいじった。
私の方を振り向いたと思えば、何やら意地の悪い笑みを浮かべて私の上に跨る。
「もう一回する?」
『…、もうだめ』
「ええ」
『今日激しすぎ。壊れちゃう』
ジョングクがいつもよりハードだった。
なんか最初から余裕無さそうだったし嫌な予感はしてたけど。何回意識飛びそうになったか分からない。
「……えろ」
『…何でまた大きくしてるの』
『Aのせいじゃん』
何故か乗り気なジョングクを無視して、雑に捨てられている下着を拾った。
…あ、そういえば。
『ねえ、今日テヒョンくる』
「え、いつ」
『1時間後くらい』
「もうすぐじゃん」
今日はテヒョンが課題をしに私の家に来る。
課題をしにというか、私に課題を手伝ってもらいに。
『ジョングクも居る?』
「ややこしくなるって」
『テヒョン喜ぶと思うけど』
「俺のこと何て説明するつもり」
…仲良い後輩、とか?
いや、でも大学でジョングクと話した事ないな。
説明できるほどの接点も無いし。
テヒョンとジョングクは高校時代の知り合いらしいけど私とジョングクの関係は誰も知らない。
ややこしくなりそうなのは予想つく。
『確かにわかんないね』
「でしょ?」
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chi134340(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございました。終わってしまって寂しい気持ちもあって複雑…。またてこさんのお話を楽しみにしています。 (2021年9月11日 12時) (レス) id: fae26ba036 (このIDを非表示/違反報告)
JK1223(プロフ) - このお話大好きです…!更新されているとめちゃくちゃテンションが上がります!!下の方のようにテヒョンとうまくいって欲しいと思う反面…グクとグズグズになれーー!とも思ったり…( ; ; )これからも応援してます(*^_^*)頑張ってください!!! (2021年8月31日 22時) (レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ(プロフ) - どうかテヒョンを好きになってそのままでいてください! (2021年8月23日 3時) (レス) id: a67dcb29eb (このIDを非表示/違反報告)
えま - もはや切ない。。とっても面白くてハマっています!これからも更新頑張ってください! (2021年8月18日 10時) (レス) id: d6d16a0d4e (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - すごくハマってしまい、Twitterで写真付きでみて、占つくで読み返して噛み締めるという事をしてます笑笑更新楽しみにしてます! (2021年8月17日 15時) (レス) id: 8165b878e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時:2021年8月10日 22時