【JK】ひと夏の泡沫

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あれからジョングクと会う頻度が増えた。

今まで早くても二週間に一回会うくらいで
前なんて連絡きたの三ヶ月ぶりだったのに。



学校行ってバイト行って、バイト終わりに「家来て」とジョングクからのカトクを見て家に帰らず直で向かって、そのまま朝を迎えて学校に行く。

最近ほぼ毎日一緒にいる。

気付けばジョングクのクローゼットに私の服を置くスペースができていた。

いつも会う＝行為をする、だったけど
ただ二人で出掛けたり何気ない会話をして一日を終える日もあった。





「Aって元彼何人いるの？」




学校帰り、いつも通りジョングクの家でご飯を食べる。

いきなりそんな質問をされて、お箸を持つ手が止まった。

ジョングクと恋話とかしないからちょっと戸惑う。





『元彼いる前提？』

「え、いないの？」

『いるけど』




何だ、と何故かつまらなそうな顔をされる。
じゃあ何で聞いてきたの。




「で、何人？」

『3人くらい』

「何で曖昧なの」

『小学生とか中学生の恋愛は含まないかなって』

「含めたらもっといるの？」





食べながら頷くと
ふうん、と適当な返事が返ってきた。




『え、怒ってる？』

「何で」

『拗ねてるの？』

「だから何で」




いやこっちが聞きたい。何でそんな顔してるの。

先に食べ終えたジョングクはお皿を重ねてキッチンの方へ消えた。




「先お風呂入ってくるね」

『あ、うん』





私も食べ終えて、二人分のお皿を洗う。
ジョングクが出てきた後すぐに私も入った。
髪を乾かして、ソファに座る。

付けっぱなしのテレビに流れるバラエティ番組をぼーっと見ていると、不意に後ろから腕が回ってきた。




『わ、なに』

「元彼とこんなことした？」




まだ言ってるの？振り向くと、かがんだジョングクの顔が近付いて、唇が触れた。





「恋人ってどんな事するの？」

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