Just you and me ページ21
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「俺より先にAだよ」
私を隣に座らせたテヒョン。
『ちょっと、』
「いいから」
私からタオルを奪って、私の頭をわしゃわしゃと優しく拭く。昔の事を思い出して、何だか恥ずかしくなった。
付き合ってた頃、一緒にお風呂に入った後こうやって乾かし合ってた。こんな些細な事でテヒョンとの思い出が出てきて、本当に私の人生はテヒョンだらけだったと改めて思う。
大人しく乾かされていると、テヒョンの手が止まって私をタオルで包んだまま顔を上げられる。
柔らかく微笑んだ彼は、少し顔を傾けて私に触れるだけのキスを落とした。
『……テヒョン』
彼の胸を押す。大人しく離れてくれたけど、彼は嬉しそうに笑顔を見せるだけだ。
『お風呂入れるから、入ってきて』
「駄目、Aが先」
『先に入らないなら追い出すよ』
「……でも着替えないし、」
脅すように告げれば
テヒョンは分かりやすく嫌な顔をして
渋った様子でそう言った。
待っててと立ち上がればテヒョンはえ、と驚いた表情で私を目で追う。
確かクローゼットに以前ジミン君が置いていった服があったはず。ジミン君は大きな服を好んで着るから、テヒョンでも入ると思うんだけど、。
緩めの服を上下引っ張りだして、テヒョンの元へ戻れば彼はまたむくれた顔をした。
「…誰の服?」
『誰のでもいいでしょ』
「…男連れ込んでるの」
『…ちょっと、面倒臭い』
「A、」
いいから早く行って、とテヒョンに渡して洗面所へ連れていこうとするけど、当然彼はその場から動くことはなく。
テヒョンは一度何か気になるとそれしか考えられなくなる。分かってはいたけど、やっぱり駄目だった。
「、他に好きな人出来たの」
『違うって』
「じゃあ、」
『もう、違うって言ってるでしょ。ジミン君のだよ』
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ひ - 月が綺麗ですね。白目剥きました。チェゴ (2022年5月16日 12時) (レス) @page49 id: 79678d8172 (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - このお話好きすぎて寝ないで一気に読みました‼︎他のお話やおまけもぜひ読みたいです‼︎ (2022年2月13日 4時) (レス) @page50 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - とっても素敵なお話で一気に読み切ってしまいました。。この作品と作者さんのファンになりました(//Ü//)Twitterフォローさせていただきました、おまけもぜひ読ませていただきたいです! (2021年6月28日 18時) (レス) id: e9098fc564 (このIDを非表示/違反報告)
りなぴ(プロフ) - てこさんの描くテヒョンさんが本当に大好きです、とても素敵なお話でした!おまけも楽しみにしております!! (2021年6月22日 8時) (レス) id: 16fceb5abc (このIDを非表示/違反報告)
てこ(プロフ) - hanalieさん» コメントありがとうございます(^^)いくつかお話載せる予定なのでいつでも見に来て下さい♪ (2021年6月21日 0時) (レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時:2021年4月6日 0時