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酔いと恋心 ページ1

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どれだけ長い付き合いの友達といえど
彼は芸能人でアイドル。


異性の家で寝泊まりなんてバレてしまったら大変だよ、。




何故だか今日はお酒のペースが早いジミン君が
またビールを口に持っていこうとするのを止める。




『ちょっと、!ストップ!』




お酒を持つ手を引き止めようとすると
自然と互いの身体が触れるほど近付いた距離。







「……Aちゃんいい匂いする」

『、えっ?』




上目遣いで私を見上げるジミン君。


…この顔面で色んな女の子を落としてきたんだろうな。



女の子の私よりもずっと可愛い。
一体どういうことだ。






「、だって。
僕だって飲まなきゃやってられないんだよ」

『そうかもしれないけど、、飲みすぎだよ』

「…だって、、好きな子と一緒に居られるんだよ」






だってだって、と小さい子が駄々をこねるみたいに我儘を言う彼。

もう、何言ってるの。

呂律も上手く回ってないし、完全に酔っちゃってるじゃんか。

会話が成り立ってなくて頭にはてなが浮かぶ。





…それに、好きな子いたの知らなかった。






『好きな子いるんだね』

「…気付いてなかったの」




厚い一重瞼の綺麗な瞳。

その目と目が合えばむ、とあざとく口を膨らませたジミン君







「…、テヒョンのことまだ好き?」

「…………え、?」









そんな事を言う彼に言葉が出なくなる。


…それ、は。


まだ好き、かも。






テヒョンは私の初恋で、私の全部の初めての人だから。
簡単には消えてくれない。







「…う、ん。どうだろう」

「…僕じゃだめ?」






………………へ、。

一瞬目の前の時が止まった。

お酒でゆるゆるになった脳内を必死に回転させる。





「…だめって、」



何が?




その先を言おうとすれば、遮られる。









「…Aちゃんが好き」

「僕、Aちゃんがすきだよ」






きゅ、と私の手を握って
手の甲に優しい口付けが落とされた。

桃色に染めて→



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設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン
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- 月が綺麗ですね。白目剥きました。チェゴ (2022年5月16日 12時) (レス) @page49 id: 79678d8172 (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - このお話好きすぎて寝ないで一気に読みました‼︎他のお話やおまけもぜひ読みたいです‼︎ (2022年2月13日 4時) (レス) @page50 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - とっても素敵なお話で一気に読み切ってしまいました。。この作品と作者さんのファンになりました(//Ü//)Twitterフォローさせていただきました、おまけもぜひ読ませていただきたいです! (2021年6月28日 18時) (レス) id: e9098fc564 (このIDを非表示/違反報告)
りなぴ(プロフ) - てこさんの描くテヒョンさんが本当に大好きです、とても素敵なお話でした!おまけも楽しみにしております!! (2021年6月22日 8時) (レス) id: 16fceb5abc (このIDを非表示/違反報告)
てこ(プロフ) - hanalieさん» コメントありがとうございます(^^)いくつかお話載せる予定なのでいつでも見に来て下さい♪ (2021年6月21日 0時) (レス) id: 2cb880cbb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/  
作成日時:2021年4月6日 0時

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