【TH】先生、嫌いです

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「てか今日A日直じゃん」


『え？うそ』







…うわ、ホントじゃん。


黒板の隅っこに書かれてる私の名前
その隣には"パクジミン"と書かれていた。









『まじか…ジス今日先帰ってて』


「おっけ！あ、因みにいい事おしえてあげる」


『なに？』








私の方へ近付いて、耳元で小さく囁いた。









「日直当番、テヒョン先生といちゃいちゃできるらしいよ」




『……、は』









…どういう事？



ジスを見ると、「あからさまに嫌な顔するね」と笑われた。







「普通みんな喜ぶんだけどな」


『…命の危機感じるんだけど』


「いや、ほんとに噂なんだけどね？

私もまだ日直当番してないから実態は分からないんだけどさ」








ぞわっと寒気がする。
日直の仕事全部ジミンに預けちゃおうかな。







『…何されるの、それ』


「放課後、提出物とか荷物をテヒョン先生の国語準備室に持っていくでしょ？」


『うん』


「その時にね。ちゅーしてもらえる子もいるって噂」


『…は？』


「国語準備室から放課後女の子の喘ぎ声聞こえるらしいよ」



『………訴えたら勝てるよ、それ』








ますます先生の印象が駄々下がる。

ただでさえ苦手なのに
生徒に手出すとか教師としてどうかしてる。

顔がいいからって何でも許されちゃって。






『…今日ジミンに全部任せるわ』


「え〜！せっかく先生と2人きりになれるんだよ？」


『やばすぎ、それ』


「やばいよね、かっこよすぎて死んじゃうかも」


『そういう意味じゃないんだよな』

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