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休日。

暇だからどっか行こうよ、とあまりにも適当な理由でジミンに誘われ、昼からふたりで待ち合わせしてカフェに来た。




「A、まだ食べたらダメだよ」


『え、なに?』


「写真撮るから!」






…ああ、いつものやつね。



目の前に来た食事とドリンク、おしゃれなスイーツをパシャっとスマホのカメラにおさめて

「もういいよ」と嬉しそうに笑った。






…私より女の子じゃない?

性転換してジミンと付き合おうかな、とか考えながら。






「行きたいとこある?」


『ある』


「せーので言おう」


『うん』


「せーの」




『本屋「アウトレット」』




「『…』」









む、と怖くない顔で睨まれる。


もう小学生からの付き合いだから分かる。

それは「ふざけんな」って顔だ。








「何回行ったと思ってるの?前もその前も行ったよね。いい加減飽きてくれる?」


『本屋に飽きが来るわけないでしょ?私だってアウトレット5回連続連れてかれたじゃん』


「お互いいい服買えたんだからいいじゃんか!服は必需品」


『本だって無いと困るものですー!』







ジミンと私は趣味が全く違う。
ジミンはなんかチャラチャラしてるし今時の子って感じ。



お互い趣味が合う人と遊べばいいじゃん、と誰かにツッコまれそうだけど

「そういうことじゃないんだよ」とジミンに言い返されるだろう。

友達に言われる度にジミンがそう言い返してたから。







『分かった。アウトレット行こう』


「いいの?」


『本はこの前買ったばっかりだし』


「やった、じゃあ僕がAの服選んであげる」


『頼んだよジミン君』






ジミンは服が好きだということもあり昔からオシャレで、私の専属コーディネーターになりつつある。

私を着せ替え人形に好き勝手されてるけど
流行に疎い私にとってかなり有難い。




実際、ジミンに選んでもらった服を着るようになってから男子に話しかけられる事が増えた気がする。

ジミンには言ってないけど。



カフェを出て、半分くらい残ったドリンクを片手にアウトレットまで歩を進めた。

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設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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あみ - 更新頑張ってください!いつまでも待ってます (2021年7月19日 1時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
みあも(プロフ) - めちゃくちゃ先が気になります!続き楽しみに待ってます(^^) (2021年6月14日 0時) (レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 今一番楽しみにしているお話がこれです!!! (2021年6月1日 6時) (レス) id: 301fe77181 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!!! (2021年5月7日 23時) (レス) id: b7e0ecb7e8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新ファイトです! (2021年5月4日 16時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/  
作成日時:2021年5月1日 14時

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