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話に組み込まれたいくつもの伏線に
話せば日が暮れるどころか次の日になりそう。
『砂浜にいた少女がいたでしょ?あの子が言った…』
「"満潮の時、洞窟は暗闇に消える"な」
『それです!あれ、主人公を逃がす為の助言だったんじゃないかと思って』
「あー、確かにそう考えると後の発言とうまく繋がる」
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そんなこんなで話は盛り上がり
いつの間にか最終下校の時間になっていた。
『…あ、また話しすぎた』
「だから時間見とけって言ったのに」
『今回は先生が引き止めたんじゃないですか!』
「そうだったか?」
首を傾げてとぼける先生に苦笑いして
もう、と席を立った。
「今回は俺が悪いし、送るわ」
『そうしてくれます?』
「お前、俺に遠慮無くなってきたな」
『ふふ、冗談ですよ。今日は自分で帰ります』
流石に2回連続は気が引けるし
誰かに見られて勘違いされたらいけない。
帰ろうとすれば「おい、門前で待ってろ」と後ろから声がかかる。
『大丈夫ですってば』
「何かあったら俺の責任だろうが」
『素直に生徒が心配だって言えばいいのに』
「いいから待ってろ、すぐ行く」
ぽん、と頭に手を乗せられ、そのまま職員室へ走っていってしまった。
勝手に帰る訳にもいかず、門前で大人しく待っていると目の前に黒い車が停まった。
運転席から此方を見るユンギ先生が見えて
外も中もどう見ても高そうな車に何度見ても乗るのに躊躇する。
『…すみません、また送らせてしまって』
「気にすんな。大人しく乗せられてろ」
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あみ - 更新頑張ってください!いつまでも待ってます (2021年7月19日 1時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
みあも(プロフ) - めちゃくちゃ先が気になります!続き楽しみに待ってます(^^) (2021年6月14日 0時) (レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 今一番楽しみにしているお話がこれです!!! (2021年6月1日 6時) (レス) id: 301fe77181 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!!! (2021年5月7日 23時) (レス) id: b7e0ecb7e8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新ファイトです! (2021年5月4日 16時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時:2021年5月1日 14時