第33話：手のかかる後輩 ページ38
清水side
あの後、医務室に行ったきり、Aは帰ってこなかった。
試合は無事に勝利した。
Aの言った通り、今日の試合、山内がとても活躍していた。
絶好調だった山内だが、試合が終わった今、とても落ち込んでいるようだ。
どうやら、試合前にAに対して怒鳴ってしまったのが相当きいているらしい。
まったく……手のかかる後輩達だな。
清水「山内。」
山内「あ、はい。なんですか？」
清水「Aは俺が捜してくるから、ちゃんとダウンしとけよ。」
山内「はい、ありがとうございます…」
そんなにでかい図体でしょんぼりされても、こっちが反応に困ってしまう。
南部監督に、Aを捜してくると伝え、熱気のこもった体育館を出る。
清水「さてさて、どこにいるかな。」
まずは医務室。案の定いなかった。
トイレか？とも思い、行ってみたがAの姿はなかった。
いろいろ捜し回ったが、どこにも見当たらない。
清水「あいつ、どこ行った…？」
もしかしたら、そう思い、外に出てみる。
外は、試合を見に来てくれていたお客さんで溢れかえっていた。
気づかれないよう、身を縮めて、目立たないところを歩きながら進む。
ざわざわした声が遠ざかり、先程とは打って変わってシンッとしたところにきた。
体育館裏だ。
ここは関係者以外立ち入り禁止なので、お客さんはいない。
試合が終わってすぐのこの時間帯には、スタッフさんも片付けで忙しいので、誰もいないのだ。
梟の鳴き声だけが響くこの空間に、突然別の泣き声が聞こえてきた。
清水「やっぱりここか…。疲れてるんだから、あんまり動き回らせるなよ。」
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よもや - 早く続き読みたいです。このお話大好きです (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 柳田さんと、喋りすぎてほかの人達が嫉妬するみたいなのが見たいです！ お願いします！ (2019年10月16日 23時) (レス) id: 81c2881345 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐ ﾂ ﾙ(プロフ) - ふぇみりさん» お久しぶりです!ありがとうございます(*´▽`人)亀更新ですがこれからも頑張ります! (2017年9月17日 21時) (レス) id: 8f25241d57 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇみり(プロフ) - うわぁぁぁっ!!お久しぶりですっ!!これから楽しみにしてます！頑張ってください!! (2017年9月17日 20時) (レス) id: 31a32f62bb (このIDを非表示/違反報告)
ﾐ ﾂ ﾙ(プロフ) - 皆様お久しぶりです。名前もアカウントも変わりましたが、作者の元風魔、現ﾐ ﾂ ﾙです。これからまた更新していきますので、何卒よろしくお願いいたします。応援やご心配、ありがとうございます!作者はバリバリ元気です故、これからも頑張ります! (2017年9月17日 18時) (レス) id: 8f25241d57 (このIDを非表示/違反報告)
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