らくだい魔女と王女のいとこ２

扉の向こうは・・・・ ページ16

そんな真剣な目をするルルさんに、あたしは、

「はい・・・・ここからでたいです」

ルルさんの目をしっかり見ていうと、

「・・・・わかりました。実は、この扉をくぐり、この扉の中にある世界にある扉に入ることができたのならこの世界から出られるのです・・・・どうしますか？・・・・」

ルルさんの質問に、

「・・・・もちろん、この扉をくぐります」

あたしはきっぱりという。そんなあたしをみたルルさんは、

「・・・・この扉の中に入ったら一生出られないとしても・・・・ですか？・・・・」

ものすごい真剣な顔をするルルさんに、

「・・・・はい・・・・」

あたしをしばらくみたルルさんは、

「・・・・そうですか・・・・それでは、幸運を祈っています・・・・」

一瞬悲しそうな目をしたがにっこり笑い、

「・・・・閉ざし門よ・・・・開け！！」

扉に向かってそういうと扉が少しずつ開いていった。あたしは少しびっくりしたが、すぐに顔を引き締め、

「・・・・それでは、いってきますね・・・・リンとランにはごめんなさいといっておいてください」

「・・・・はい・・・・あの子たちにはちゃんと話しておきますから。心配しないでくださいね」

あたしはそんなルあたしが目を開けたときに、最初に見えたものは・・・・

「・・・・まっ・・・・街？・・・・」

そこは大都市とまではいかないものの、都会といっていいほど建物やらビルやらが並ぶところだった。

「・・・・また変なところにきたよ・・・・」

あたしはあきれながらもあたりをみわたす。

「・・・・ルルさんはこの世界のどこかにある扉に入ればもとの世界にかえれるって行ってたけど・・・・」

今のところ、扉などはいっぱいあるが元の世界に帰れる扉のようなものはみあたらない。

「地道に探すしかないか・・・・」

あたしはため息をついてそうつぶやくと、

「いでよ、ホウキ！」

呪文を唱えてホウキを出し、さっそくこの街を調べることにした・・・・
　 § § §
調べ始めて３時間後・・・・

「・・・・なんなのこの街〜！？・・・・」

あたしは街の中で大絶叫していた。それもそのはず、

「・・・・なんでさっきから調べてんのになんにもないの！？この街は〜！！・・・・」

そう。さっきから調べているのに全然手がかりの１つもでてこないのだ。なのであたしはイライラしていた。
(・・・・選択肢は２つ。・・・・１つ目はこのまま調べるのを続けるか、そして２つ目は・・・・)

朝食→←これから・・・・

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