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予選決勝、あっという間に試合は進み見事予選突破
『......さすがやな』
思わず呟いた一言に侑が反応する
侑「お?せやろー(笑)」
治「お前のこと言ってるんとちゃうわ」
侑「なんやとー!!じゃあ誰のこと言っとるんや!!」
治「知らんわ!!!んな事より腹減った!!!飯!!まだかいな!!!」
角「うるさい、お前らの腹の音の大合唱聞いてるだけでも腹減るのにお前らが話してるの聞いてるともっと腹減る」
珍しく饒舌な角名を横目にボーッと今までしてきたことを振り返る
大学生に混じって練習してきて、
たまにママさんバレーに参加してレシーブの強化して
今までの試合を見直して作戦を立てたり
......それをやってきてみんなより上手くなってきた気がした
気の所為だったいつもの練習と変わらなかった
"無意味だった"
なぁ、おれよ平凡で居続ける?それとも進化する?
そんなことを考えてたら北が俺の顔をじーっと見て言う
北「...考え込んでどうしたん、」
『うーん、なんでもあらへん』
北「予選突破しとんにそんな顔しとったら侑達にもっと心配されるで(笑)」
『そやなあ、インハイ頑張んと!!』
無意味だったとしてもこのチームで良かったって思えるようにしとかんと
まだ夏は始まったばっかやないか
最後まで試合をして来た彼らは筋肉を再生すべくガヤガヤと飯を食べに行く
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作者名:眞琴 | 作成日時:2020年7月2日 17時