【d！】俺は男だからな？

嫌い ページ10

『……』

朝、俺は教室へと足を進めている。

周りの奴らが俺をじろじろ見てるのがわかる。

視線が刺さって鬱陶しい。


嫌い…この空気が…


結局この学校も他と同じだ。

高校ってのは大体評価を下げたくないから

いい顔もって接して

悪いとこは隠して

良いところには嘘を貼って盛って、


……吐き気がする。

こうなってしまうと全ての人への印象がリセット…

いや、もっと下がる……だから…



syp)「あ、A。おは＿＿」

俺はショッピの横を通り過ぎた。

イヤホン付けてるし聞こえなかったで何とかなるだろ


ほんと…めんどくさい…

なんで学校行ってんだろ…俺…


辛い思いまでして行くとこでもないのに…

こんな…屑なところ…





「おはよっ！A君！」

『へ、？』

突然、視野に昨日俺に質問した子が入ってくる。

なんで挨拶してくるんだ…？

かえせばいいのか……？

『お…、おは＿＿＿＿』

いや…返さなくて良い…


皆と仲の良い女子生徒と

気持ち悪い男子生徒。

並んでるのを見て比較されてるようなもんだ。






『邪魔。どいて』

「ご、…ごめん…」





一人になりたい


これで印象が悪くなったって元々

気味悪がられて悪くなってんだ。

そうだ…いつも通り…


吹っ切れたらどれだけの人でも傷つけれる。




…ごめんなさい……



そして……全員…大嫌いだ…

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