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葛「わ、笑うなよ！！」
『だって他人行儀すぎて』
叶「僕は元気だったよ、葛葉は？」
葛「俺は…元気では無かった」
でも葛葉くんの言葉に笑いは止まり、ｽｳｳｰっと葛葉くんの息を吸う音が聞こえた
叶「どうして元気じゃ無かったの？」
葛「…お前が居なかったからだよ」
叶「僕が居なくても葛葉にはAちゃんも居るし、大丈夫な筈だよ」
だから今の僕は葛葉と元に戻ろうなんて思ってないんだ と真っ直ぐ言い放った叶さんに、葛葉くんはほら見ろと言わんばかりにまた私の手を掴んで強く握って離さない
そんな筈はないよ
だって2人で話した時、叶さんに葛葉くんと仲直りする意思が見えた
だから私だって2人が仲直り出来るようにお節介してる
『叶さんは、まだ葛葉くんを怒ってる？』
叶「怒ってないよ」
『ならどうして？』
叶「今日改めて葛葉に会って確信した
葛葉はあの時から何も変わってない
だからここで僕たちが元に戻っても葛葉は又同じ事をする
僕は、葛葉の事を嫌いになりたくないんだよ」
ごめんねと笑う叶さんは悲しそうで、それを見た葛葉くんも悲しそうで
『言いたい事があるならハッキリ言いなって！』
今も昔も悪いのは葛葉くんだけでは無いのかもしれないけど、葛葉くんに握られた手をぶん回して、彼の手から解放された手で葛葉くんの胸ぐらを引っ掴んだ
『ちゃんと葛葉くんの気持ち言わなきゃ分かんないよ！？
叶さんは葛葉くんの話、ちゃんと聞いてくれるのに！！』
叶「Aちゃん！！」
胸ぐらを掴む私の手に触れた叶さんの手
叶「葛葉が怖がってるから」
『そうやって甘やかすから駄目なんだよ！』
叶「だとしても落ち着いて」
優しくて暖かい手は、私から葛葉くんを助け
叶「ごめんね葛葉」
葛「なんでお前が謝んだよ」
叶「僕があの時、葛葉の前から居なくなったからだよ」
全て僕が悪かった事にすればこの話が終わる
そんな風に聞こえた叶さんの言葉に虫唾が走った
『やってらんない馬鹿みたい』
だから目の前の山盛りポテトを頬張る
マジで馬鹿みたい
『2人してマジ気持ち悪い、胸くそわる』
こんな気持ちに私をしたんだから、2人にはちゃんと私の言いたいことを全て聞いてもらう
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クロ - 凄く面白くて続きが気になるので2が読みたいです！m(._.)m (1月23日 22時) (
レス) @page50 id: 16daf975b9 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - とってもおもしろかったです！すごく読みやすく、情景が目に浮かぶようでした！他の作品も拝見させていただいてるのですが、鍵申請のところはこちらであっているでしょうか？ (9月2日 19時) (レス) id: baa27ce60c (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - たなかさん» お褒め頂きありがとうございます^^てぇてぇを感じていただけて感激です笑 (8月3日 16時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
たなか - ええ！！！めっちゃ話上手い！！！！！なんか大体の小説って夢主とキャラ達のラブラブやらてえてえだけだったけど夢主だけではなくキャラ同士にもてえてえがあり深いストーリーがありと凄く面白いです。凄いガチで (8月3日 0時) (レス) @page50 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - 豆乳さん» コメントありがとうございま泣 解像度や書き方などに続き、関係性までお褒めいただけてシンプルに嬉しいです舞い上がっております！やる気になります！！ビッグラブ笑 (5月18日 0時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨
| 作成日時：2023年3月23日 20時
