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ロ「くっさんとなんかあったん？」
葛葉くんがお昼を一緒に食べなくなって1週間
流石にいつか突っ込まれるだろうなと思っては居たけれど、私1人にだけそう聞いてきたローレンは、私が原因なんだと気がついていたんだね
ロ「俺にも湊にもイブにも普通なんだから分かるだろ」
『やっぱり3人には普通なんだ』
夏休み前の最後の委員会が終わった教室で、少しだけ辛気臭い声を出してしまう
原因は分かるけど、理由が分からず1人だけこういう態度を取られると、悲しい気持ちが無いことは無い
ロ「俺に言えそうな事？」
ぽんぽんと私の頭に触れるローレンは、自己中で騒がしい男だと見られがちだが、こうやって人の気持ちに寄り添おうとしてくれる人だし
『幼なじみに会いに行った日』
ロ「俺達のカラオケドタキャンした日な」
『…』
ロ「ごめんて
ちょっと意地悪したくなっただけやん」
空気が暗く重くしんどくならない様に、気持ちを聞き出してくれる人
『幼なじみと同じにし高に通う叶って人に会ったの
その時は挨拶すら交わしてないのに、私に向けられた視線が怖かったの』
ロ「嫌われてるってこと？」
『そんな感じ
カラオケでイブ君と買い出しに行った時にまた叶さんに会って、私の何が気に食わないんですか？って』
ロ「マ！？聞いたんそれ」
『聞いた
そしたら気に食わないのは私じゃなくて、何故か後ろに居た葛葉くんだって言って叶さんは居なくなるわ、葛葉くんは目すら合わしてくれなくなるわで』
今の状態なんですと聞いた第三者であるローレンも、イマイチ今の状態が理解しずらいみたいで首を傾げていた
(因みに葛葉くんはいちごオレを買い足しに来たらしい)
ロ「くっさんとその叶って人の間に何かあった事だけは分かるやん」
『絶対何かあったと思う
叶さんと話してる時の葛葉くん、怯えてたように見えたんだよね』
ロ「湊は？くっさんと、同中だろ」
『それに関しては言える事は無いって』
ロ「なんか言っとったね」
正直、こうやって悩むのは得意じゃない
『面倒いから葛葉くんに直接聞いてやろうかなって』
ロ「話すとは思わねぇけど」
『なら叶さんに聞く？』
ロ「余計拗れると思うけど」
『あぁぁぁ面倒くさい！！！』
教室に響く私の心の叫び
ロ「どこ行くんだよ！？」
『どっちも駄目ならどっちも行く』
ロ「それはなんかじゃない！！？」
前にも後ろにも進めないなら、全力で前に走り抜けるが1番だろ
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クロ - 凄く面白くて続きが気になるので2が読みたいです！m(._.)m (1月23日 22時) (
レス) @page50 id: 16daf975b9 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - とってもおもしろかったです！すごく読みやすく、情景が目に浮かぶようでした！他の作品も拝見させていただいてるのですが、鍵申請のところはこちらであっているでしょうか？ (9月2日 19時) (レス) id: baa27ce60c (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - たなかさん» お褒め頂きありがとうございます^^てぇてぇを感じていただけて感激です笑 (8月3日 16時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
たなか - ええ！！！めっちゃ話上手い！！！！！なんか大体の小説って夢主とキャラ達のラブラブやらてえてえだけだったけど夢主だけではなくキャラ同士にもてえてえがあり深いストーリーがありと凄く面白いです。凄いガチで (8月3日 0時) (レス) @page50 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - 豆乳さん» コメントありがとうございま泣 解像度や書き方などに続き、関係性までお褒めいただけてシンプルに嬉しいです舞い上がっております！やる気になります！！ビッグラブ笑 (5月18日 0時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨
| 作成日時：2023年3月23日 20時
