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職員室で視聴覚室の鍵を借り、無事に机の中に忘れたスマホを発見
画面にはぷわからの着信履歴があった
時刻は丁度ぷわと別れた時位のものだったので、もし他の誰かが見つけてくれていたら私のものだと伝えてくれるためだろうか
『鍵返しに職員室いくから先に食堂行ってて』
ローレンにそう言いながらぷわに、スマホ見つかったから今から向かうとメッセしようと思ったが、動こうとしないローレンに気がついて画面を閉じてポケットにしまう
『…ごめん勝手なことした』
ローレンを連れてきた事を、出すぎたことをしたと反省はしてる
でもあのままあの場にローレンを置いてくる選択肢は私の中にはなからなかった
表情さえ分からなかったけど、拳が白く変わるほどに握られた手を掴まずにはいられなかった
ロ「や、全然、助かった
あの人しつこいから助かった」
『それなら良いんだけど』
流れる気まずい空気に、早く行こうと言い出したかった
だけど言い出さなかったのは、机に軽く腰掛けて、落ち着かないように自分の指を触るローレンの言葉を待たなきゃいけないと思ったから
ロ「あのさ…さっきの…」
でもやっぱりそうだよね
『いいよ別に、私どういうこと？とか聞かないから
言いたくないなら別に言わなくていいよ』
誰にでも1つくらいは言いたくない秘密はあるだろう
気にならないことは無いけど別にそんな無理して言わなくていいでしょ
しんどそうに喋られたら聞いてるこっちだってしんどいし
『言いたいたなら聞くけどさ、言いたくないことは聞きたくない』
ロ「なんかごめん」
『あー、こんな空気にしてむしろごめん』
空気を和らげたかったのに、私って下手くそだ
逆に空気悪くした気がする
ロ「ぷっ」
やっちゃったなーと頭を抱えそうになった時に聞こえた吹き出す音
ロ「なに？もしかして立場逆やった？
俺勘違いしてたとかマ？」
『は？』
ロ「余命でも宣告された話でもするくらいの深刻な顔せんでくれ」
俺が怪我してバスケ諦めたより内容強いわって笑い始めたローレン
そしてもう一度ゆっくりと、
ロ「怪我でバスケ諦めてんのよ俺」
そんだけの話よと立ち上がり視聴覚室の扉へ歩き始めたローレンの手を、先輩から逃げる時みたいに掴んだ
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クロ - 凄く面白くて続きが気になるので2が読みたいです！m(._.)m (1月23日 22時) (
レス) @page50 id: 16daf975b9 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - とってもおもしろかったです！すごく読みやすく、情景が目に浮かぶようでした！他の作品も拝見させていただいてるのですが、鍵申請のところはこちらであっているでしょうか？ (9月2日 19時) (レス) id: baa27ce60c (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - たなかさん» お褒め頂きありがとうございます^^てぇてぇを感じていただけて感激です笑 (8月3日 16時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
たなか - ええ！！！めっちゃ話上手い！！！！！なんか大体の小説って夢主とキャラ達のラブラブやらてえてえだけだったけど夢主だけではなくキャラ同士にもてえてえがあり深いストーリーがありと凄く面白いです。凄いガチで (8月3日 0時) (レス) @page50 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - 豆乳さん» コメントありがとうございま泣 解像度や書き方などに続き、関係性までお褒めいただけてシンプルに嬉しいです舞い上がっております！やる気になります！！ビッグラブ笑 (5月18日 0時) (レス) id: a0cdd2f8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨
| 作成日時：2023年3月23日 20時
