希分屋と響は、今日も二人三脚しています。 No.2 (ページ47)

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きゅうじゅうさんほめ　⇒　響ページ47

･･･あの人も。

その隣のあの人も、あっちのあの人も

いつかは白い灰となって消えてゆく。

永遠に続く命なんて無い。

生まれた時は感動的で、別れの時は絶望的で

そんな世の中に『私』という一人の人間が存在する。

・

生まれた時、人は喜んでくれました。
きっと誰かは泣いてくれました。

死んだ時、誰かが泣いてくれるのでしょうか。
誰かは「まだ一緒にいたかった」と願ってくれるでしょうか。

永遠に続かない命だから、強く生きたいと思う。
しっかり前を見て、地に足着いて
一歩一歩を踏みしめて生きたいと････

････そんな綺麗事はいらないんだ。

転んでぶつけて血を流して、
汚れた頬の上を伝う涙が物語るのは何？

悲しさですか？
寂しさですか？
切なさですか？
喜びですか？

足掻け。

格好悪いのなんて慣れっこだ。
綺麗な自分なんて知らないから、私は真っ直ぐ走れるかもしれない。

目指せ。

目標なんて無いから、
自分の目の前に道なんか無くて、私は立ち止まるのかもしれない。

じゃあ、人生の方向は誰が決めるんだい？

　
方位磁石が無いと進めない？
看板がないと歩けない？

進んで行くのは自分だ。
道を作るのも、自分だ。

道がなければ作れば良い。
何かが怖ければ光を手に進めば良い。

『今』だけで立ち止まるな。

私はまだ大丈夫。
歩けるよ。

走れなくても、
歩けるよ。

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「今」が全てじゃないのが人生で、
「今」も大切なのが人生で。

だけど、全部を大切に出来るほど私は大人じゃないから。
だから私は進むのです。

いつか、「今」が大切だったと思える大人になるために･･･

････将来の夢なんて無いです。
寂しくてごめんなさい。
だけど、時間は過ぎて行くから。
流されるだけだと、さすがに寂しいんじゃないかな。