推しがかっこよすぎて辛い(ドキサバ編) (ページ5)

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仁王雅治side

俺は半サバイバル合宿をすると幸村に言われてこの船に乗った。

参加生徒は各学校の選抜選手約４０人が参加するらしい。

貸し切りの船だと聞いていたが、チケットの手配ミスで急遽女の子三人が乗ることになったと聞いたが、さほど興味はなかった。

水原はどうしているかのう。

美術部だから、絵画のコンクールにでも参加するんかのう。

テニスコートで練習しているときに、たまに美術室の方を見ていると水原と目が合うときがある。

彼女はすぐに隠れてしまうが、それだけでなんだか浮き足立つ。

「仁王君、考え事ですか？」

俺のダブルスのパートナーである柳生が話しかけてきた。

「プリ、ピヨ」

「！？、仁王君！？」

すまん、からかいたくなっただけじゃ。

「大したことないから、気にしなさんな」

柳生が不服そうにこちらを見たが、スルーした。

軽く荷物整理をして、昼食へ行こうと柳生に声をかける。

「ﾔｧｧｧｷﾞｭ」

「ええ、昼食ですね、お肉が沢山出ると良いのですが」

柳生はエスパーか何かか？

結局立海メンバー全員で行くことになった。