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てっ手塚部長ぉぉぉぉぉ！！
ヤバいここであのお方が…！
……！ということはここは山編か！？
もともとこのゲームは海編と山編に別れていて、それぞれ攻略キャラクターが違うのである。
あのイケボで乾杯を告げると、おのおの食事をしはじめた。
「「「美味しい…！」」」
三人でご飯を一口食べると思わず声が揃った。
それがおかしくて、ふふっと笑みがこぼれる。
三人で笑っていると、突然声をかけられた。
ちらりと帽子の影から様子を覗くと、船長とテニス部の監督たちがいた。
思わずお皿を落としそうになる。
ぎゃぁぁぁぁぁ！！
監督たちは女の子二人に軽く声をかけ、榊監督は私の方を向いて、
「話は聞いているよ。神埼さん(従兄弟の名前)によろしく伝えてくれ。」
いっ従兄弟ぉぉぉぉ！！
やっぱりお主はただもんじゃない。
胃が痛いんじゃ。
「おーい、そこの三人！！」
突然の呼び声に今度はなんだ、とその声の主を見るとピシリと体が固まった。
桃城君、青学だ。
その隣には越前君もいる。
ぁぁぁぁぁぁぁ！！
もう原作のキャラとはあまり関わりたくないんだが！？
そういえばゲームにもこの下りがあったな。
確か越前君の学年を当てるんだっけ。
三人呼ばれてるしなー。
行きたくないけど、辻本さんと小日向さんはニコニコ笑いながら、私に声をかけてくれている。
こんな美少女に行こうって言われたら、おじさんは抵抗出来ないんだなー。
まぁ、目立たないようにしとけばなんとかなるかな。
女の子の言葉にはめっぽう弱いのである。
二人の後を付いていこうと足を動かした。
「おまんはこっちぜよ」
耳元でふっと囁かれる。
この声に聞き覚えがある。
この喋り方も覚えがある。
全身がピキッと音を立てた。
恐る恐る振り返るとそこにはー。
「よっ水原、お前さんがここにいるとはな、驚いたぜよ」
「水原、お前の姿が見えてな、声をかけに来た」
仁王君と柳さんがいた。
エンダァァァァァァァ！！！！！
どうしてこうなった！！！
ゲームにはこんなシーンなかったぞ！！
誰かたっけて。
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作者名：ミリメートル． | 作成日時：2019年3月30日 23時
