艦これ二次創作37 (ページ2)

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異論ページ2

鎮守府に移動が決まり全艦が準備を進めていると、側近で鳳凰四天王の春風、夏風、秋風、冬風がやって来た。すると春風が異議を唱え始めた。
「私には分かりません。何故ゲリラ艦隊として戦って来ていたのに、今更鎮守府に配属されなければならないのです⁉」
「まぁ落ち着け。」縁側に座りながら、大空を望んで言った。
「お前等、鎮守府に行くと言ったのはしっかり理由があっての事だ。司令官が居ないから好きに出撃できるが、手柄を取ろうとして連続出撃が可能になる、すると疲労があるにも拘らず、敵に突撃する。疲労が原因で沈んでしまう可能性が高くなる。」
「しかし、それなら休んで出撃すればいいではないですか⁉」
「そう思うだろ？しかしながらそれが簡単にはできんのだ。謎の競争心が芽生えるのだよ。するとどうなる？」
「...」猛反対していた春風が黙り込んでしまった。しかしながら、そんなのも気にせず、話し続ける。
「なぁ春風、そろそろ認めたらどうだ？お前だってそろそろ限界なんだろ？司令官が居ないのは。」
「そりゃそうっすけど...」
「いいじゃない、兄さん。もう鎮守府に行ったって。」
「そうだよ、もうネチネチ行ってても始まらないよ！」
「せやせや。ここまで来たら、やるしかあらへんな。」夏風、秋風、冬風が続けて言い放つ。
「あぁぁもう！分かったよ！行きゃぁ良いんだろ⁉行きゃぁ！」
「時間だ、行くぞ。」
「全艦、出航！目的地、鎮守府。航行距離、七二〇ノット。」詳細を送った鳳凰は、先頭に立ち、出航をした。

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