【Req】 ドーナッツの穴 【月切 蛍 さんより】 ページ3
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ジュワ……と油から取り出すと
揚げたてのドーナッツの完成だ。
『上手に出来た……喜んでくれると嬉しいな』
クッキングペーパーの上へ
ドーナッツを並べていく。
数を数えてみれば15個ほどあった。
これだけあれば全員分あるだろうが……
ナワーブさんはよく食べるから。
溶かしたチョコレートや
日本街で買った”きなこ”をかごに入れる。
私はかごを食堂へ持っていくことにした。
広い方が作業がしやすいしね。
「お、♀」
「……♀さん」
食堂へ入ればナワーブさんとノートンさんがいた。
ナワーブさんは白い頭巾にエプロン姿。
どうやら掃除をしていたようだ。
『ナワーブさん、お掃除お疲れ様です。
ノートンさんも朝ご飯美味しかったです』
ノートンさんは頷き
ナワーブさんはなぜか顔を赤くした。
「べ、別に当番だからな。
にしても、この屋敷 広すぎんだろ」
『そうですかね？
うちは成金に近いので、狭い方だと思いますよ』
私はそう返した。
ノートンさんが
ぐっ、と私が持っている籠を覗きこむ。
「チョコ」
「ん？
お、うまそーな匂い」
ノートンさんにつられて
少し背伸びをする形でナワーブさんも覗きこんだ。
「なんかすんのか」
『はい。ドーナッツをデコレーションしようと。
あ、これから掃除するのですか』
「んにゃ。
掃除はもう終わった。エプロン脱ごうと思ってたとこ」
ナワーブさんと会話していると
ノートンさんが私の肩を掴んだ。
ふりかえると
きらきらした大きな瞳でこちらを見ていた。
「どーなっつ！！
ほんと！？？僕もつくる！！つくっていい！？」
いつもの様に生気のない(失礼)瞳ではなく
宝石のような目だった。
『は、はい……大丈夫ですよ。皆で作りましょうか』
「俺も作る。だから２つ多く、寄越せ」
私がノートンさんの言葉にうなずくと
ナワーブさんものってきた。
『では、私はこのかごの中の物を並べておくので
どなたか台所から
ドーナッツを取って来てくれますか？』
私がそう言うと
ノートンさんが我先にと走り出した。
「あいつさー……ドーナッツだけは大好きなんだよ。
他の食べ物には何の興味も示さねぇけど」
ナワーブさんがぽつりと呟いた。
『ナワーブさんは何が好きなんですか』
「ん？
食えたら、良し。
旨けりゃ、最高」
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あまね(プロフ) - 完結？！ (10月1日 11時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - 三千幸さん» はい！いや、多分上手だと思います！なんか上からですみません。書いてくれるだけで嬉しいです！ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - キャンディ子さん» OKですよ。マイク君はまだ、本編に出てないので書き慣れてないのですが、大丈夫ですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - あの、リクエストよろしいでしょうか？マイクくんとの恋愛のお話が見たいのですが……リクエストってこんな感じでいいですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
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